- 「国策」の視点でチェック!
- 「昨日の終値」チャート分析
- 「株主還元」の視点でチェック!
日本を代表する鉄鋼メーカーである日本製鉄。現在は株式分割により少額から非常に買いやすくなっており、手厚い配当利回りと「国策銘柄」としての安定感が大きな魅力となっています。
投資を検討するうえで知っておきたい主要なポイントを3つに整理して解説します。
※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
※決算情報・業績等は執筆時点での情報にもとづいています。
※株式分割の影響は全て遡及修正して株価を調整しています。
1. 【日本製鉄(5401)】GX・防衛など中核を担う《国策》銘柄としての強み
高市内閣が推進する「危機管理投資」「成長投資」の「17の戦略分野」において、日本製鉄(5401)は複数の重要テーマを牽引しています。
17の戦略分野

1.1 資源・エネルギー・GX
高炉から電炉への転換投資などに8687億円を投じており、GX推進法の政府支援事業(上限2514億円)にも採択されています。
1.2 マテリアル・防衛
海外における鉄鉱石や原料炭の権益取得、需要拡大が見込まれる「防衛・国土強靱化」分野への貢献など、まさに国策銘柄の中核といえる盤石な事業展開を行っています。
2. 【日本製鉄(5401)】配当利回り4%台推移。4月10日の終値はいくら?
日本製鉄1年のチャート推移1/2
出所:各種資料をもとにLIMO編集部作成
4月10日(金)の終値は600.2円(前日比▲3.2円、▲0.53%)でした。
- 株価(終値):600.2円
- 高値:606.3円
- 安値:597.3円
- 出来高::20,245,900株
- 時価総額:3,225,255百万円
- 配当利回り:4.00%
2.1 株式分割により今なら6万円前後で購入検討できる!
2025年10月に実施された「1株から5株」の株式分割により、投資のハードルが大きく下がりました。かつては30万円近く必要だった同社株ですが、現在では最低投資単位(100株)が6万円前後から購入の検討が可能です。
3. 【日本製鉄(5401)】「年間配当24円」下限設定。株主優待「5000株以上」保有が条件
最後に、日本製鉄(5401)の業績推移を確認しましょう。
2026年3月期第3四半期の売上高は前年同期比10.7%増の7.25兆円となり、本業の事業規模は着実に拡大しています。最終損益は208億円の赤字となりましたが、これはUSスチール買収に伴う一過性の事業再編損(約2490億円)を計上したことによるものであり、「世界1億トン体制」に向けた先行投資局面といえます。一方、売上高は前年同期比10.7%増と、本業の稼ぐ力は維持されています。
また、株主還元の面では、中長期計画において「年間配当24円(分割後)」の下限を設定。今後の成長に向けた投資を進めつつ、下限を設けた配当方針によって株主還元姿勢を示している点が、現在の同社の業績を見るうえでのポイントですね。
3.1 株主優待の見直し「製鉄所の工場見学会」招待枠の拡大
また、2026年3月から株主優待制度が見直され、製鉄所の「工場見学会」招待枠が拡大されました。対象は、毎年3月末・9月末時点で5000株以上保有する株主です。((株式分割前の基準は1000株以上のため、実質的には従来のまま変更なし))
4. まとめにかえて
日本製鉄(5401)は、GXや防衛分野など国策の中核を担う銘柄として、中長期の成長期待が意識されています。直近は一時的な損失計上で最終赤字となったものの、売上は拡大しており本業の成長力は維持されています。
株式分割により約6万円前後から投資可能となり、配当利回り4%前後・下限配当の設定など株主還元も魅力です。今後の株価動向や政策テーマとの連動性をチェックしつつ、気になる方は最新のIR情報や市場動向も確認しておくとよいでしょう。
免責事項
- 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の株式の売買を推奨するものではありません。
投資判断は、最新の決算資料や市場動向をご確認のうえ、ご自身の責任で行ってください。 - 株主優待の内容や条件は変更される場合があります。詳細は必ず公式サイトでご確認ください。
参考資料
- 内閣官房「日本成長戦略本部/日本成長戦略会議 」
- 内閣官房「戦略17分野における「主要な製品・技術等」」
- 日本製鉄株式会社「2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) 」
- 日本製鉄株式会社「株主優待」
- 日本製鉄株式会社「日本製鉄カーボンニュートラルビジョン2050」
村岸 理美
