対面証券では、支店に配属されるとメンターのように面倒を見てくれる先輩社員がいます。1人の新入社員に1人つくのがベストですが、複数人に対して1人のメンターがつくこともあります。この先輩に、たくさん質問をして色々なことを教えてもらうのも学びの一つの方法です。その先輩はすでに証券営業のプロとして仕事をしている人ですから、話を聞かない手はありません。

お金の話はお金のプロに聞くのが一番です。ただ、一般の人にとって、そんな機会は金融機関の営業と会うときくらいしかないですよね。もし友人に金融業界で働いている人がいたらどんどんその人に話を聞いてみたらいいと思いますし、SNSやウェブ上の掲示板などでも聞けば回答してくれる人もいます。

人から話を聞くというのは、その人がインプットしたものを自分なりに整理して、必要なポイントに絞って話をしてくれるので非常に効率がよく、タメになるものです。ぜひいろんな人に話を聞いてみてくださいね。

色々な講座やセミナーを受講する

新入社員のうちは、たくさんの講座やセミナーを勉強のために受講させられます。会社で企画した講座やセミナーもありますし、外部機関の講習もあります。そうしたさまざまなセミナーの中で学ぶことは多いんですよね。最初のうちは何を言っているのかついていけないときもありますが、何度も繰り返して受講することでだんだんと理解が深まり、腑に落ちることが増えてくるのです。

金融業界の社員でなくても、今は数多くのセミナーや講演会が開催されています。証券会社に口座を持っていれば、証券会社が主催する様々なセミナーに参加することができます。こうした機会は貴重なので、時間のあるときにぜひ参加してみてください。

まとめ

いかがでしたか。金融業界に就職しようという学生の中には、もちろん大学で金融のことを勉強している人もいますが、全く違う学部から入社してくる場合もたくさんあります。ほとんどの人が金融のことに関して素人で、全くわからないところからのスタートとなります。それでも、プロとしてお客さんの資産運用の相談に乗るのですから大変です。しかしそれだけ勉強のしがいがあるというものです。これから投資の勉強をしようと思っている人も、ぜひ参考にしてくださいね。

大塚 ちえ