ジメジメした梅雨の時期をカラフルに彩ってくれる花、アジサイ。
近年はたくさんの花が咲く「多花性」や洋風宅にもよく馴染む「八重咲き種」、空間を華やかに彩る「フリル咲き」などおしゃれな品種が多数登場し、ますます目が離せない存在になっています。
庭植えにしてボリュームたっぷりに育てるのはもちろん、鉢植えのアジサイといくつかの鉢植え植物で「寄せ鉢」の空間をつくるのもおすすめの楽しみ方のひとつ。
そこで今回は、アジサイと寄せ鉢にしたい植物3つを参考価格とともにご紹介します。
過ごしにくい時期だからこそ、キレイな花々を寄せて飾ってオシャレに楽しんじゃいましょう!
1. 寄せ鉢の魅力
「寄せ鉢(よせばち)」とは、いくつかの鉢植えの植物を寄せて花壇のように見せるガーデニングの手法のこと。
スタンドなどを使って立体的な空間をつくったり、花の色や鉢の種類を統一してまとまりのある空間にしたりなど、自宅に合うスタイルで楽しむことができます。
それぞれの植物が別々の鉢なのでレイアウトの変更がしやすく、鉢を増やしたり減らしたりなども変幻自在。水やりの管理もしやすく、「乾燥を好む植物」と「多湿を好む植物」を同じ空間で育てられるのも嬉しいポイントです。
まずは開花時期が同じ植物を3鉢ほど集めるところからスタートし、スペースに合わせて鉢を増やしていくのがおすすめ。花が咲き終わったら新しい花と入れ替えをすることで、年間を通して花が絶えないスペースをつくることができますよ。
2. 【今回の主役】梅雨をカラフルに彩る花「アジサイ」
アジサイ1/9
Alya_Ro/shutterstock.com
- 科名・属名:アジサイ科 / アジサイ属
- 形態:落葉低木
- 開花時期:初夏(品種によって異なります)
- 花の色:青・紫・ピンク・白・クリーム・緑・複色
- 参考価格:1000~5000円前後(5号鉢)
アジサイは日本原産の落葉低木。こんもりとドーム状に咲く「タマアジサイ」をはじめ、円錐状になる「ピラミッドアジサイ」、毬のように丸い「アナベル」、また八重咲きやフリル咲きなど多くの品種があり、品種によって若干開花期が異なります。
庭植えにすると、土壌のpH(酸性度)が酸性だと青に、アルカリ性だとピンクになるユニークな性質も魅力のひとつ。
購入したときの花色のまま楽しみたいときは、鉢植えで育てるのがおすすめです。
置き場所は、日当たりが良い場所〜午前中だけ日が当たる半日陰がベスト。水やりは鉢の表土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷりと与えるようにしましょう。
3. アジサイは寄せ鉢で楽しむのがおすすめ。一緒に寄せ鉢したい植物3選
ここからはアジサイと一緒に「寄せ鉢」にしたい、おすすめの植物をご紹介。お気に入りが見つかったら、ぜひお庭にお迎えしてみてくださいね。
3.1 ナチュラルな花と爽やかな香り「ラベンダー」
フレンチラベンダー2/9
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- 科名:シソ科ラベンダー属
- 形態:常緑低木
- 開花時期:春~初夏、秋(品種によって異なります)
- 花の色:青・紫・白・ピンク
- 参考価格:300~600円前後(3号ポット苗)
ハーブの一種であるラベンダーは、花と一緒に爽やかな香りが楽しめるのが魅力。開花時期は品種によって異なりますが、多くのものが春〜初夏に見頃を迎えます。
深い切れ込みが入った葉が美しい「レースラベンダー」、うさぎの耳のようにピョコンと飛び出た苞(ほう)がカワイイ「フレンチラベンダー」、香りが強い四季咲き性の「アロマティコ」などは人気が高い品種。選ぶ楽しみも味わえますよ。
基本的に丈夫な植物ですが、高温多湿の環境が苦手です。夏の強い直射日光や西日が当たらないよう配慮し、水やりは土がしっかり乾いてから行うなど、少し控えめにおこないましょう。
3.2 キュートな花で空間を彩る「キンギョソウ」
キンギョソウ3/9
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- 科名・属名:オオバコ科キンギョソウ属(アンティリナム属)
- 形態:多年草(一年草扱い)
- 開花時期:春~初夏(品種によって異なります)
- 花の色:赤・ピンク・白・黄・オレンジ・複色
- 参考価格:200~800円前後
まるで金魚が優雅に泳いでいるような、キュートな花穂で魅せるキンギョソウ。華やかな見た目はもちろん、丈夫で育てやすい性質と豊富なカラーバリエーションから幅広い世代に支持されています。
シンプルでかわいい一重咲きや豪華な八重咲き、黒い葉×ダークレッドの花がシックな「ブラック・プリンス」など品種も多彩。主役のアジサイの雰囲気に合わせた品種が見つかりやすいのも嬉しいポイントです。
置き場所は風通しの良い日向〜半日陰がベスト。秋から春まで開花する一年草タイプや、暑さに比較的強い宿根草(多年草)タイプなどさまざまな品種があるため、購入時にはラベルをしっかり確認してライフスタイルに合ったものをお選びくださいね。
3.3 上品な白い花とよい香りが魅力の「クチナシ」
クチナシ4/9
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- 科名・属名:アカネ科クチナシ属
- 形態:常緑低木
- 開花時期:初夏
- 花の色:白
- 参考価格:1000~3000円前後(5号鉢)
梅雨時期から初夏の季節を、純白の花とツヤツヤとした美しい緑の葉で彩るクチナシ。花の美しさはもちろん、ふわりと漂う甘く濃厚な香りも大きな魅力のひとつです。
どんな空間にも馴染みやすい「一重咲き」やバラのように豪華な「八重咲き」、花も樹高も小ぶりで鉢植えに向く「コクチナシ」、葉に白い模様が入る「斑入り種」など品種が豊富。どれも落ち着いた品格があり、洋風のお庭にも和モダンの空間にも良く馴染みます。
風通しの良い日向〜半日陰で管理しましょう。湿り気のある土壌を好むため、特に鉢植えの場合は夏場の水切れにご注意ください。雨に長く当たると白い花が傷みやすいため、花が咲いている間は雨の直接当たらない玄関の軒下などで楽しむのがおすすめです。
4. まとめにかえて
カーネーションだけじゃない!母の日プレゼントに「アジサイ」はいかが?5/9
Anna Pasichnyk/shutterstock.com
今回は寄せ鉢の魅力と、梅雨を彩る花・アジサイと寄せ鉢にしたい植物3つをご紹介しました。
アジサイの開花鉢は4月下旬〜5月上旬頃から店頭に並びはじめ、母の日のプレゼントとしても大変高い人気を誇っています。
人気の品種や珍しい花色のものは早めに売り切れてしまうため、お気に入りの一鉢を見つけるためにも早期の購入がおすすめです。
ぜひアジサイと相性のいい植物たちを寄せ鉢にして、ジメジメした梅雨の季節も、明るくカラフルなお庭を楽しんでくださいね!
5. 【ガーデニング豆知識】日なた、日陰、半日陰、明るい日陰とは?
日なた・日陰・半日陰・明るい日陰の違い6/9
出所:LIMO編集部作成
さいごに「日なた、日陰、半日陰、明るい日陰の違い」も整理しておきましょう。
- 日なた:1日中よく日光が当たる場所。または、日陰になる時間が1日2~3時間程度。
- 半日陰:半日程度(1日3~6時間程度)日が当たる場所。または、日なたの木の下など、木漏れ日がさす場所。
- 明るい日陰:1日を通して直射日光はほとんど当たらないが、外壁や窓などの反射光で、ある程度の明るさがある場所。または、1日1~2時間程度日が当たる場所。
- 日陰:1日を通して日光がほとんど当たらない場所。
「日陰で育つ」と言われている植物の多くは「半日陰」や「明るい日陰」を好みます。完全な「日陰」で生育できる植物もありますが、そのような場所では花つきや葉色が悪くなりがちです。
可能であれば、少しでも明るい場所や、1日1~2時間でも日光が当たる場所を選んで植え付けると、育てやすくなりますよ。
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LIMOガーデニング部