1.5 「限定」や「流行」に判断を委ねてしまう

ショッピングを楽しむ女性2/4

ショッピングバッグを持つ女性

Just dance/shutterstock.com

「今だけお得」「みんなが持っている」といった言葉に影響されやすいのも、貯蓄が進みにくい人の特徴です。

本来の満足度ではなく、周囲の評価を基準にお金を使ってしまうためです。

他人の目を気にして購入を繰り返してしまう状態では、支出に終わりが見えなくなります。

【改善の鍵】

購入前に「1年後も納得しているか?」と自分に問いかける習慣を持つことが有効です。

価格ではなく、自分にとっての価値を基準に判断する意識が求められます。

1.6 「意志」に頼って貯めようとしている

「今月こそ節約する」と決めても、同じことを何度も繰り返している人は少なくありません。

こうした決意は、日々の誘惑に負けて継続しにくいものです。

お金が貯まりにくい人は、余った分を貯金に回そうとしますが、貯められる人は最初から貯蓄分を確保しています。

【改善の鍵】

NISAの積立設定や財形貯蓄などを活用し、「意思決定を介さない仕組み」を整えることが重要です。

1.7 「自分」という資本への投資を後回しにしている

目先の出費を避けるあまり、スキル向上や健康維持にお金を使わないのも特徴の一つです。

長期的に見ると、最も安定したリターンが期待できるのは、自分自身の収入を高めることです。

【改善の鍵】

書籍の購入や資格取得、質の高い睡眠環境の整備などは、単なる支出ではなく将来の収入につながる投資と捉えることが大切です。

この考え方の違いが、数年後の資産形成に大きな差を生む可能性があります。

次章では、実際にどの程度の貯蓄が行われているのか、20歳代から70歳代までのデータを確認していきましょう。