2月の実質賃金は1.9%増で2カ月連続プラス、基本給の伸びは33年11カ月ぶりの高水準に
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厚生労働省が公表した2026年(令和8年)2月の「毎月勤労統計調査(速報)」の結果によりますと、働く人1人あたりの現金給与総額は、前年同月比3.3%増の29万8341円となりました。
これで現金給与総額は50カ月連続のプラスとなります。
1. 「きまって支給する給与」が33年超ぶりの大幅な伸び
今回の調査結果で目立つのは、基本給などを含む「きまって支給する給与」の勢いです。
前年同月比3.3%増(28万9288円)を記録し、これは1992年以来、33年11カ月ぶりの高い伸び率となりました。
また、就業形態別に見ても賃金の上昇が鮮明です。
- 一般労働者: 所定内給与が前年同月比3.7%増となり、1994年1月以降で過去最高の伸びを更新しました。
- パートタイム労働者: 1時間あたりの所定内給与が1443円(4.2%増)となり、こちらは56カ月連続で前年を上回っています。
2. 物価上昇を上回る賃上げが継続
家計の購買力を示す「実質賃金」については、現金給与総額ベースで前年同月比1.9%増となり、2カ月連続でプラスを維持しました。これは、消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)の上昇率が1.4%であったのに対し、名目賃金の伸びがそれを大きく上回ったことによるものです。
なお、2026年1月には調査対象事業所の入れ替えが行われており、その影響で現金給与総額において1582円(-0.5%)の断層が生じています。しかし、こうした統計上の変動を含めても、賃金が力強く上昇している傾向が示された形です。
※本記事は生成AIを活用して制作されており、編集部が独自に事実確認および掲載判断を行っています。
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ファイナンス部
著者
ファイナンス部は、株式会社モニクルリサーチが運営するファイナンス領域に特化した調査チームです。株式市場や債券市場の専門家が所属しています。メンバーには国内外大手金融機関に勤務経験のある日本証券アナリスト協会認定アナリストや金融メディア出身のジャーナリストなどが所属しています。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入社。三井住友信託銀行に転職後、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
現役世代からシニア層、富裕層と幅広い個人顧客に対し、資産運用コンサルティングを行う。
<主な専門領域>
投資信託、ファンドラップ、外貨預金、生命保険、医療保険、住宅ローン、事業性ローン、贈与、相続、遺言信託、不動産など、多岐にわたる金融サービスと承継対策をワンストップで提案。特に、長期的な資産形成や富裕層向けのウェルスマネジメント、シニア世代への承継・相続の分野で豊富な知識と実績を持ち、表彰歴多数。
現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する【くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」】のマネー編集部にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
厚生年金保険と国民年金保険(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用を専門とする。
NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローンなどの国民生活に直結する金融情報を始め、FX、株式投資、金(ゴールド)などの投資経験をいかし仕組みやリスクなどを分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成【2026年2月更新】