共働き世帯の増加に伴い、仕事と家事、育児を両立させなければならない母親の負担は増え続けています。両立が難しいと感じたら、家事代行を利用して母親の精神的・肉体的負担の軽減を図ってみてはいかがでしょうか。
ただ、自分たちでできる家事にお金を払って他人に任せることに抵抗感がある人がなおも多いようです。しかし、最近では家事代行のサービスも多様化し、利用者は多くのメリットを得られます。以下ではその理由と、おすすめの利用方法をご紹介します。
(1)競争激化で利用者は業者を選べる
少し古いデータですが、2014年にNTTタウンページが発表した調査によると、家事代行業者は06年に205件でしたが、14年には629件と約3倍に増加しています。
競合が増えることで、どの業者もより多くの顧客を獲得し良質なサービスを提供しようと一層の企業努力をしています。
利用者である私たちは、料金やサービスの質などを比較検討したうえで業者を選ぶことができるのです。気に入った業者を見つけるまでさまざまな家事代行を利用してみてもいいですね。
(2)依頼する家事は臨機応変に変更できる
実際に家事代行を申し込む場合、どんな家事をしてほしいか業者と相談しながら決めていきます。共働き世帯の人にとっては、料理のつくり置きや掃除など、日常的な家事をしてもらえると助かるかもしれません。
これ以外にも、利用者の希望に応じて家事の内容を変えてもらうことができます。例えば、「この日だけはお風呂のカビをとってほしい」とか「今回は料理のつくり置きではなく、買い物に行ってほしい」というように、いつも同じ家事ではなくその時だけ作業内容を変更してもらうなど、臨機応変に対応してもらえるのです。
また、日常の家事の中でも、苦手でなかなか手が付けられない家事がある時は、家事代行に任せることもできます。「水回りの掃除が苦手だから家じゅうの排水溝をきれいにしてほしい」など、利用者の要望に可能な限り応えてくれますよ。