シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は牛丼チェーン店「松屋」他を運営する松屋フーズHD(9887)の、2019年6月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2019年7月1日に更新された、速報ベースの松屋フーズHDの2019年6月の既存店売上高は、対前年同月比104.0%でプラス成長となりました。客数102.1%、客単価101.9%と、成長が継続中です。
また全店売上高も107.1%と、プラス成長となりました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。
2020年3月期の既存店売上高は、4月からのQ1は3カ月続けてプラス成長となりました。前期の8月から11カ月連続のプラス成長が継続中です。
また全店も既存店同様に昨年8月以来、11カ月連続のプラス成長が継続しています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は昨年12月の安値3,335円を6月3日に下方ブレイクしており、下落トレンドが継続中です。ただし下方ブレイクしたものの下落は続かず、3,300円付近での取引が続いており、値動きが停滞しています。
既存店及び全店いずれも対前年同月比で11カ月続けてのプラス成長であり、事業は堅調に推移しています。また株価は6月に入り下方ブレイクしましたが、下落は続いていません。
堅調な業績の中で、6月以降株価は値動きを止めています。次に株価の値動きが生じる際は、上下どちらに動くのかが注目されます。
LIMO編集部