2. 【残り返済期間別】金利上昇で月々の返済負担がどれくらい増えるかシミュレーション
ローン残高3000万円、現在の金利0.5%の人が、金利上昇に直面した場合に、月々の返済負担がどれくらい増えるかをシミュレーションしてみます。
残りの返済期間:金利が1.0%上昇した場合の月々の返済額の「増額分」
- 残り30年:1万3779円(年換算:約16.5万円)
- 残り20年:1万3383円(年換算:約16.0万円)
- 残り10年:1万3020円(年換算:約15.6万円)
- 残り 5年:1万2916円(年換算:約15.5万円)
住宅ローン残高3000万円で、残りの返済期間が30年の場合、金利が1.0%上がると月々1万3779円の負担増となります。
家計への影響は、金利上昇だけではありません。
以下の「3つの負担」が重なる時期を想定しておく必要があります。
1.「教育費」のピークとの重なり
お子様がいる家庭では、高校・大学への進学など、教育費の負担が最も重くなる時期と、金利上昇による返済額アップの時期が重なる「最悪のシナリオ」も想定されます。
2. 「住宅ローン控除」の終了による実質的な手取り減
住宅ローン控除の適用期間が終了すると、これまで戻ってきていた税金還付がなくなります。納める税金が増えるため、結果として「自由に使えるお金(手取り)」が減ることになります。
3. 「物価高」による生活費の圧迫
インフレにより、かつてと同じ生活水準を維持するだけでもコストが上がっています。
物価高で生活費も膨らんでいます。
こうしたさまざまなシチュエーションを想定をして、金利上昇により家計を維持できるかを考えておくことが大切です。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】
監修者
LIMO編集部銀行出身者チームは株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、メガバンクや地方銀行などの大手金融機関にて、資産運用相談や融資業務の経験を積んだ「元銀行員」の編集者が中心となり構成されている、金融専門のライティングチームです。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍しています。
LIMO編集部銀行出身者チームには株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)出身の石津大希など、資産運用アドバイザーとしての実務経験を有する編集者が在籍しており、各編集者がファイナンシャル・プランナー(FP)として、シニア層から富裕層まで幅広い層の相談に対応してきた点が強みです。
金融機関での勤務経験年数はチーム合計で20年超。表彰歴を持つ編集者も多数在籍しています。国税庁や金融庁など官公庁の公開情報をもとに、豊富な経験と知識を有するプロフェッショナル集団が、読者に正確で実践的な情報をお届けします。
【主な取り扱いテーマ】厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修を行っています。(最新更新日:2026年1月9日)