また、AさんもBさんは金融知識はないので積極的な投資はしていません。ですが、Aさんは少額を銀行に。残りを外資系生命保険会社にて保険積立と証券会社で投資信託をしておりました。真面目が取り柄のAさんですので、30歳から65歳まで毎月銀行で2万円、保険積立を4万円、そして投資信託を2万円と年間96万円貯蓄しています。

一方、Bさんはというと、毎月5万円+ボーナスを40万円の計100万円を貯金しようとしているのですが、結婚式のご祝儀や恋人へのプレゼント、海外旅行と何かと理由をつけてお金を使ってしまい、貯金できない月も出ています。本来お金を突発的に使ってしまったら他で節約をする必要があるのですが、節約をせずに1年が経過してしまうと、実質年間60万円しか貯蓄できていません。また、貯金方法に浮き沈みがあるので、金融商品での積立が出来ず、銀行のみです。

35年間で考えると毎年36万円少なくなり、これだけで、36万円×35年=1260万円の違いがあります。お金を使いすぎた月は外食を控えることや美容院はクーポンサイトを利用して安いところを利用するなど、簡単なことから節約し日々の生活費用は抑えるのが重要です。

Aさんは保険積立、投資信託を合わせて6万円支払っており、これらの利率は少なく見積もっても2%付近になることが予想されています。銀行の普通預金で利率0.001%で35年間で計算すると3536円しか増えません。しかし、これが保険積立、投資信託ですと、2%で運用できたとすると900万円増えます。

貯蓄方法と積立方法が異なると2160万円も異なってくることがわかります。もちろん金融商品が絡んでくるのでプラスマイナスの上限は考えられますが、それでも2000万円近くの差が出ることは間違いありません。

まとめ

誰だってAさんになれます。まずは給料が入ったら貯蓄する習慣をつけ、そして貯蓄方法についても銀行以外で見直していくことが重要です。しかし、自分の意思だけでは中々難しいところもあるので、積立式の金融商品を折り込むことで貯蓄の習慣を作っていくのが良いのではないでしょうか。

ジーニー