子育てをしていると、1日のなかで何度もイライラが爆発してしまいそうになりますよね。「ストレスを溜めないようにしよう」と思っても、なかなかそうはいきません。

イライラを解消させたいけれど、そんな自由な時間すらない…。そんな方は、育児に対する考え方を変えてみてはどうでしょうか。育児の見方をちょっとだけ変えてみると、気持ちがぐっと楽になるかもしれませんよ。

イライラが消えた!?周囲からの言葉で救われた経験談

まずは、周囲からの何気ない一言に助けられたエピソードを聞いてみましょう。「そういう考え方もあるのか」と発見することができますよ。

・「子どもがしょっちゅうイスや棚などの上に登るので、目が離せずに苦労していました。思うように家事ができないし、怪我をしそうでいつも落ち着きません。でも、おばあちゃんに『危ないことだってしたいわよ。子どもはそうやって刺激を受けて育つからね』といわれて納得。たしかに、危ない行動も成長のためには必要なのかもしれません」

・「幼稚園から帰るたびに、家で30分ほど大泣きする息子に悩んでいました。週末は泣かないので、『そんなに幼稚園で精神的に追いやられているの?』と不安になることも。でも、祖母が『泣くことがストレス解消になっているのよ。泣いたら心も落ち着くでしょ』といってくれたんです。それからは、息子が泣いても暗い気持ちになっていません」

・「お友達におもちゃを譲らない子に、どうしたものかと困っていました。すると、おじいちゃんが『それは自分があるからこそ。なんでも貸せばいいというわけでもない』と褒めてくれたのです。『私が遊んだ後に貸してあげるね』と伝える子になってくれるほうがいいのかもしれませんね」

我が子に対して真剣に考えているからこそ、親の考えが偏ってしまうことも。そんなときは、自分と違う世代の声を聞いてみましょう。あなたの抱えている悩みも、ポジティブな考え方に置き換えてくれるかもしれませんよ。

「育児を楽しむ」の基準を改めて考える

我が子にイライラしてしまう現状を伝えると、「子育てを楽しんで」とアドバイスされることもありますよね。しかし、それを実行するのはそう簡単ではありません。それどころか、「ほかのママたちは子育てを楽しんでいるのに、私はイライラしてばかりだ」「私にはできない」と落ち込んでしまうケースもあるでしょう。

ここで押さえておきたいのは、「いつでも幸せでいる」のではなく「ちょっとした瞬間に幸せを感じられたらいい」ということ。ふとしたときにワクワクしている自分がいたら、それだけでいいのです。1日のなかで、自分が楽しめるひとときを用意するのもおすすめですよ。

我慢しないで!ママも泣いたっていい