暖かな風が吹き始め、お庭づくりへの意欲が高まる季節。植物のある暮らしには憧れるけれど、「こまめなお手入れを続ける自信がない」と一歩を踏み出せずにいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時に頼りになるのが、環境が合えば、季節の訪れとともに毎年その姿を見せてくれる多年草です。忙しい日々の中でも、無理なく植物との暮らしを叶えてくれます。

少しの工夫で庭が洗練される、気負わずに育てられる品種を、参考価格とともに3つピックアップしました。

1. 庭に馴染めば「植えっぱなしで毎年花咲く」

今回は、お庭やベランダを洗練された空間に導いてくれる、育てやすくてルックスも抜群な多年草をご紹介します。

1.1 春の陽光を弾いてきらめく「オステオスペルマム」

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鮮やかなオステオスペルマム

soniabonet/istockphoto.com

春の光をいっぱいに浴びて、パッと開く花姿が美しいオステオスペルマム。くっきりとした花弁が、空間をワントーン明るく演出してくれます。

近年はアンティーク調のニュアンスカラーや、スプーンのようなユニークな形の花びらを持つ品種など、洗練された色合いのものが数多く登場しています。

春から初夏にかけて次々と開花し、長く楽しめるのも魅力のひとつ。高温多湿を避ける性質があるため、梅雨前に少し切り戻しをして風通しを確保してあげましょう。株が蒸れにくくなり、涼しい環境を整えてあげることで、夏を越せる可能性がぐんと高まります。

なお、強い霜や氷点下5度を下回るような寒さは少し苦手です。寒冷地では鉢植えにして、冬は冷たい風や霜が直接当たらない軒下に移動させてあげると安心ですよ。

※参考価格:500円前後(3号ポット苗)

1.2 寄せ植えのセンスを格上げする「ヒューケラ」

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Martina Unbehauen/istockphoto.com

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「カラーリーフの代表格」として絶大な人気を誇り、多彩な葉色で庭に深みをもたらすヒューケラ。赤紫やキャラメル色、ライムグリーンなど、シックからポップまで非常にバリエーションが豊富です。

寄せ植えのアクセントとして一株加えるだけで全体がぐっと引き締まり、洗練されたひと鉢が完成します。

真夏の直射日光が少し苦手なため、日陰や半日陰の環境でも健やかに育ちます。日当たりが心配な場所の彩りとしても重宝しますよ。

植え付けの際は、中心の芽(成長点)が土に埋まらないよう「やや浅植え」にするのが元気に育てるプロのコツ。初夏にかけて小さなベルを連ねたような可憐な小花を咲かせる姿も、ぜひ楽しんでくださいね。

※参考価格:400~800円前後(3号ポット苗)

1.3 ふんわりとした小花が優しげな「宿根ネメシア」

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Alex Manders shutterstock.com

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華奢な茎の先に、パステルカラーの柔らかな小花をふんわりと咲かせる宿根ネメシア。ほんのりと甘い香りを漂わせる品種もあり、視覚だけでなく嗅覚でも楽しませてくれます。四季咲き性が強く、真夏を除いた春から秋にかけて長い期間お花を咲かせてくれる、とても健気で頼もしい存在です。

寄せ植えのボリューム出しにも、単体で鉢に植えてナチュラルな姿を愛でるのにも適しています。少し涼しい環境を好むため、梅雨前や花後に草丈の半分ほどまで切り戻しをして風通しを良くしてあげましょう。

また、咲き終わった花をこまめに摘んであげると、病気の予防になり、次のお花を咲かせる力になります。真夏は直射日光を避けた風通しの良い場所で見守ってあげるのが、元気に夏を越すポイントです。

※参考価格:400~600円前後(3号ポット苗)

2. まとめにかえて

育てやすさと洗練された佇まいを両立する、おすすめの多年草をご紹介しました。

環境に馴染めば「植えっぱなし」に近い感覚で、毎年季節の巡りを教えてくれる植物たちは、忙しい日常にそっと寄り添い、心地よい癒やしをもたらしてくれます。

ただし、植物たちも足元が窮屈なのは苦手です。鉢植えの場合は1〜2年ごとにひと回り大きな鉢へ植え替えをしてあげると、のびのびと根を張って、より長く健康に育ってくれますよ。

寄せ植えで色の組み合わせを楽しんだり、お気に入りの鉢でじっくりと成長を見守ったりと、その楽しみ方は自由です。まずは気になったひと株から、植物のある軽やかな暮らしを始めてみてはいかがでしょうか。

3. 【コラム】「2027年国際園芸博覧会」横浜での開幕まであと1年!《前売りチケット情報》

ガーデニング好きのみなさんが今から待ち遠しいのが、2027年に開催される「横浜国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」です。

世界中の植物や最新の庭造りが集まるこの博覧会、来年の今頃は横浜の街中がさらにワクワクした熱気に包まれているはず。

開催1年前となる2026年3月19日(木)から、入場チケットの前売り販売が開始されることもアナウンスされました。

前売りチケットには、通常よりお得な「早割価格の1日券」のほか、シーズンを通して何度も足を運べる「通期パス」や「夏パス」なども用意されています。公式チケットサイトだけでなく、旅行代理店や各プレイガイドでも購入可能です。

「どの花を見に行こう?」「あの展示を庭造りの参考にしよう」と、今から想像が膨らみますね。未来の美しい景色に思いを馳せながら、春のガーデニングシーズン本番を楽しく迎えましょう。

3.1 【開催概要】

  • 開催期間:2027年3月19日(金)~9月26日(日)
  • 開催場所:神奈川県横浜市(旧上瀬谷通信施設跡地)
  • テーマ:幸せを創る明日の風景

3.2 入場チケット料金(大人・満18歳以上)

※中人(満12~17歳)、小人(満4~11歳)の料金は別設定です。※3歳以下の方は無料となります。(チケット無しで入場できます。)

  • 前売りチケット:1日券(早割価格)(会期中いつでも1人1回入場可):4900円 ※販売期間2026年3月19日~2027年3月18日
  • 前売り・会期中販売チケット:特別割引券(会期中いつでも1人1回入場可):2800円
  • 前売り・会期中販売チケット:通期パス(会期中いつでも何度でも入場可):2万8000円
  • 前売り・会期中:夏パス(7/1~8/31 何度も入場可):1万2000円
  • 会期中販売チケット:1日券(通常価格)(会期中いつでも1回入場可):5500円
  • 会期中販売チケット:夜間券(会期中いつでも17時以降1回入場可):3500円

ご注意点

  • 価格は全て日本円・税込みです。(紙チケットを購入する場合は、別途100円(税込み)が上乗せとなる予定です。
  • 年齢は2027年4月1日現在の満年齢です。ただし、3月中の入場については、2026年4月1日現在の満年齢を適用します。
  • 特別割引券は、障がい者手帳等をお持ちの方、および同伴1名が購入可能で、会期中いつでも1人1回入場可

参考資料

LIMOガーデニング部