2026年4月13日から19日は「科学技術週間」です。

「科学技術週間」は、科学技術について広く一般の方々が理解と関心を深め、日本の科学技術の振興を図ることを目的として昭和35年2月に制定されました。

毎年4月18日の「発明の日」を含む1週間(月曜日に始まり日曜日に終わる)は「科学技術週間」と定められています。

また、この期間にあわせて文部科学省が毎年発行する「一家に1枚」ポスターは、2005年の第1弾発行から20年以上の歴史を刻んできました。

そこで本記事では、記念すべき5枚目の「天体望遠鏡400年」(2009年度)のポスターについて、その内容を詳しくご紹介します。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【一家に1枚「天体望遠鏡400年」】望遠鏡の進歩を描いたポスターが登場

今回ご紹介するのは「天体望遠鏡400年」ポスターです。

『一家に1枚』シリーズポスターの第5弾である「天体望遠鏡400年」は、望遠鏡という、科学的発見を支える「技術」の進歩を描いたポスターです。

ポスターの見どころについて詳しく解説します。

1.1 「天体望遠鏡400年」ポスターの見どころ①:天体望遠鏡で進化した天文学

ポスターには、望遠鏡の発達により進化した天文学の歴史などが描かれています。

ポスターが制作された2009年は、ガリレオが初めて望遠鏡で宇宙を観測してから400周年の年で、「世界天文年」に制定されました。

さらに、日本のすばる望遠鏡が初観測から10周年を迎えた記念すべき年です。ガリレオの望遠鏡からすばる望遠鏡まで、天体望遠鏡における400年の歴史がポスターに描かれているのが特徴です。

1.2 「天体望遠鏡400年」ポスターの見どころ②:光学望遠鏡や電波での観測の歴史がわかる

このポスターでは、「望遠鏡の進歩とともに、どのような宇宙が見えてきたのでしょうか。」という問いかけをテーマに、その答えが見つけられる形式になっています。

メインの年表では、可視光線を観測する光学望遠鏡の歴史だけでなく、途中から電波での観測が始まり、赤外線やX線など、観測できる電磁波の種類が増えていく様子が描かれています。

さらに、現在の天文学者たちが挑んでいる未解決の謎を挙げ、「宇宙・解き明かすのはあなた」という世界天文年の標語で結んでいます。

この言葉には未来の天文学者、技術者となる子どもたちへのメッセージが込められているものです。

1.3 「天体望遠鏡400年」ポスターの見どころ③:大きな技術革新のあった望遠鏡や宇宙観を厳選して掲載

さらにポスターでは、新しい望遠鏡で何が観測され、どういった謎が解き明かされたかを表記しています。

望遠鏡の発達と航海術、写真乾板、CCDなど生活に関わりのあるものとの関係を記載。大きな技術革新のあった望遠鏡や宇宙観を厳選して掲載し、ポスターとして見やすいデザインにしています。

1.4 「天体望遠鏡400年」ポスターの見どころ④:「一家に1枚」ポスターとして初めて工学技術を取り上げる

望遠鏡における技術の進歩を描いたことで、「一家に1枚」ポスターとして初めて工学技術に大きくスポットをあてたポスターになっています。

また、初めて漢字にルビや読み仮名をつける試みを行い、子どもでも読みやすいポスターに仕上げました。

過去のポスター「宇宙図」(2007年)、「光マップ」(2008年)との関連づけを行ったのも今回が初めてです。

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文部科学省科学技術週間「一家に1枚」

New Africa/shutterstock.com

いかがでしたでしょうか。

「天体望遠鏡400年」は、天体望遠鏡と天文学がどうやって進化したのか見られる、貴重なポスターとなっています。

ポスターは、文部科学省の「一家に1枚」ホームページからダウンロードできるようになっています。

ぜひ印刷して掲示し、眺めて、学んで、科学のたくさんの魅力を発見してみてください。

2. 【科学技術関係費用】令和8年度の科学技術関係予算は約6兆3332億円

内閣府科学技術・イノベーション推進事務局が2026年3月に公表した「科学技術関係予算令和8年度当初予算案令和7年度補正予算の概要について」によると、令和8年度の当初予算案では、科学技術関係予算は、約6兆3332億円で、前年度比で約25.3%増加しています。

また、科学技術予算の過去の推移を見ると、基本計画の投資規模は約30兆円の範囲で推移し、実績額はそれを上回る約43兆6千億円に達しています。

現在を含む、第7期の投資期間中においては、予算額が大きく増加し、長期的な投資計画に基づく支出が進められています。

参考資料

LIMO編集部