3. 日本の公的年金の基本構造:「国民年金」と「厚生年金」の仕組み

日本の公的年金制度は「2階建て」3/11

厚生年金と国民年金の仕組み

出所:日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」等を参考にLIMO編集部作成

日本の公的年金は、全国民共通の「国民年金(基礎年金)」を1階部分とし、その上に会社員や公務員などが加入する「厚生年金」が乗る「2階建て」構造として知られています。

それぞれの年金制度の基本的なポイントを整理してみましょう。

3.1 国民年金(1階部分)の基本的な仕組み

  • 加入対象:日本国内に居住する20歳以上60歳未満のすべての人が原則として加入対象です。
  • 年金保険料:加入者全員が一律の金額を納めます。
  • 老後の受給額:保険料納付期間が40年に達すると満額を受給できます。
  • 被保険者の区分:第1号から第3号までの3種類に分けられます。

3.2 厚生年金(2階部分)の基本的な仕組み

  • 加入対象:会社員や公務員のほか、パート・アルバイトでも特定適用事業所に勤務し、一定の要件を満たす方は国民年金に上乗せして加入します。
  • 年金保険料:収入に応じて決定され、毎月の給与から天引きされる形で納付します。
  • 老後の受給額:加入期間や納めてきた保険料額によって個人差が生じます。
  • 被保険者の区分:第1号から第4号までの4種類に分けられます。

それでは、厚生労働省が公表している資料をもとに、現在のシニア層が実際に受け取っている年金額の平均を見ていきましょう。