年金だけで生活をやりくりするのは、決して簡単ではありません。しかし「収入を増やすのは難しい」と感じていても、受け取れる給付金を確実に申請し、毎月の固定費を見直すだけで、家計は大きく変わります。

本記事では、年金生活者支援給付金の対象条件や受給額を整理したうえで、今日からできる固定費削減の具体的なポイントを紹介します。

1. 年金生活者支援給付金の対象者と受給額

まずは、年金生活者支援給付金の基本的な情報から見ていきましょう。

1.1 誰が対象になるのか

年金生活者支援給付金は、老齢・障害・遺族のいずれかの年金を受け取っていて、前年の所得が一定の基準を下回る方が対象です。

年金生活者支援給付金の受給対象者1/3

年金生活者支援給付金の受給対象者

出所:厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」より筆者作成

手続きは、日本年金機構から送られてくる「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」に必要事項を記入して、返送するだけで完了します。

ただし、「以前に手続きした」という方も油断は禁物です。他の市区町村から転入した場合や、65歳到達・受け取る年金の種類が変わった場合などは、改めて請求が必要になることがあります。引っ越しや年金の切り替えがあったタイミングでは、受給資格を必ず確認しておきましょう。

1.2 月額はいくら受け取れるのか

給付額は、物価の動向などをもとに毎年改定されます。2025年度・2026年度(予定)の月額は以下のとおりです。

2026年度は厚生労働省の発表によると、前年度比で約3.2%の引き上げが見込まれています。

この給付金はあくまで年金への「上乗せ」という位置づけです。本体の年金をどれくらい受け取っているかをあらかじめ把握したうえで、家計全体の収支を考えることが重要です。