柔らかな日差しが新緑を照らし、庭に出るのが待ち遠しくなる5月。春から初夏へと移り変わるこの季節、花壇やベランダに「こなれ感」を演出したいなら、美しい花と繊細な葉を持つハーブを取り入れてみてはいかがでしょうか。
実用性だけでなく、そこにあるだけで風景が洗練される植物たちは、大人のナチュラルガーデンに欠かせません。
初心者の方でも少しのコツで美しい姿を保ちやすく、日々の暮らしに心地よい癒やしを運んでくれます。今回は、初夏の庭をセンスよく彩るハーブを3種類、参考価格の目安とともにご紹介します。
1. この記事で紹介する「良い香りと美しい花が楽しめるハーブ」
オレガノ・ケントビューティー1/8
scott mirror/shutterstock.com
- ジャーマンカモミール:初夏に咲く可憐な白い小花が、風に揺れる軽やかな風景を作ってくれるハーブ
- フレンチラベンダー:ウサギの耳のような愛らしい姿と上品な色調で、庭の主役になる小低木
- オレガノ・ケントビューティー:淡いグリーンのガクとピンクの小花が重なる、美しい観賞用ハーブ
2. 良い香りと美しい花が楽しめるハーブ3選。初夏のナチュラルガーデンをおしゃれに!
植物の優しい香りと、風に揺らぐ柔らかなシルエットは、庭先の限られたスペースにも奥行きをもたらしてくれます。ここでは、初めての方でも扱いやすく、日常の風景をぐっと引き立ててくれる洗練された3種を厳選しました。
2.1 風に揺れる可憐な白い小花「ジャーマンカモミール」(一年草)
ジャーマンカモミール2/8
Angela Kotsell/istockphoto.com
初夏の柔らかな光の中、白い小花が野原のように咲きこぼれるジャーマンカモミール。黄色くふんわりと盛り上がった中心部と、控えめに反り返った白い花弁のコントラストが、空間に明るく軽やかなリズムを与えてくれます。
一年草ですが、日当たりの良い場所で育てれば次々と花を咲かせ、初夏まで楽しむことができるでしょう。
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、蒸れに気をつけて育むのがポイントです。また、春先の柔らかい茎葉にはアブラムシがつきやすいため、こまめな観察と早めの防除が美しさを保つコツです。
切り花にして楽しんでも素敵です。
※参考価格の目安:200~400円前後(3号ポット苗)
2.2 ウサギの耳のような愛らしい花姿「フレンチラベンダー」(小低木)
フレンチラベンダー3/8
High Mountain/shutterstock.com
ウサギの耳を思わせる、ぴょんと飛び出した苞(ほう)が愛らしいフレンチラベンダー。一般的なラベンダーに比べて暑さに比較的強く、日本の初夏から夏にかけての気候でも育てやすいのが嬉しい特徴です。
ニュアンスのある紫や白の色調は、庭の主役としても、他の草花を上品に引き立てる脇役としても活躍します。
小低木として季節が巡るたびに表情を見せてくれるため、環境が合えば一度植えると長く付き合えるのも魅力ですね。風通しの良い場所を選び、水はけの良い土で育てると健やかに育ちます。
※参考価格の目安:400~800円前後(3号ポット苗)
2.3 重なり合うガクと花が圧倒的なこなれ感を生む「オレガノ・ケントビューティー」(多年草)
オレガノ・ケントビューティー4/8
Nokzd/shutterstock.com
幾重にも重なる淡いグリーンのガクの隙間から、のぞくように咲くピンクの小花。オレガノ・ケントビューティーは、花壇や鉢植えに圧倒的な「こなれ感」を添えてくれる観賞用のハーブです。
しだれるように伸びる繊細な茎葉は、ハンギングバスケットや少し高さのある鉢に植えることで、その美しいシルエットを存分に楽しめます。
多年草であり、乾燥気味の環境を好むため、水の与えすぎには注意して風通し良く管理しましょう。高温多湿が苦手なため、梅雨の時期は雨が直接当たらない軒下などに移動させてあげると安心ですよ。
アンティークな色合いに変化していく過程も、大人の庭にふさわしい奥ゆかしさがあります。
※参考価格の目安:300~600円前後(3号ポット苗)
3. まとめにかえて
初夏のきらめく光に映える、センスのいいハーブたち。カモミールの可憐さ、ラベンダーの凛とした佇まい、そしてオレガノ・ケントビューティーのアンティークな表情。
それぞれ個性の異なる植物ですが、共通しているのは、そこにあるだけで風景がふんわりと整うような、上質な雰囲気を持っていることです。
植物は育てていく過程で、日々のわずかな成長や変化する美しさに気づかせてくれます。お気に入りの鉢に植えて玄関先に飾ったり、花壇の足元を彩ったりと、庭のスタイルに合わせて自由に取り入れてみてください。
このゴールデンウィークは、土の匂いや葉の感触を楽しみながら、植物と穏やかな時間を過ごしてみてくださいね。
4. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?
さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。
- 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
- 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
- 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。
※分類には諸説あります。
※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。
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LIMOガーデニング部
