柔らかな日差しに春の訪れを感じる季節になりました。街の園芸店には色とりどりの苗が並び、40~50歳代の働き盛り世代が日々のリフレッシュとしてガーデニングを始めるには絶好のタイミングです。

一方で、昨今の物価上昇を受け「新しい趣味にかけるコストは賢く抑えたい」と考えるのも自然なこと。

そこでおすすめしたいのが、一度植えれば翌年以降も自らの力で芽を出し、花を咲かせてくれる「多年草」をメインにしてみること。

季節ごとに苗を買い替える頻度が減るため、長い目で見るとお財布に優しい趣味になるでしょう。

春花壇の主役「オステオスペルマム」は多年草1/5

オステオスペルマム

Richard Nieper/istockphoto.com

今回は働き盛り世代でもお迎えしやすい、おしゃれで育てやすい多年草を3種類ご紹介します。記事末では、お金をかけずにガーデニングを楽しむヒントもご紹介します。

1. 初心者にもおすすめ!育てやすくておしゃれな多年草3選

手間をかけすぎなくても毎年楽しめる多年草は、ガーデニング初心者の強い味方です。

ここでは、見た目の美しさと育てやすさを兼ね備えた3種類を厳選しました。

1.1 クリスマスローズ

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LesiChkalll27/shutterstock.com

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「冬の貴婦人」とも呼ばれるクリスマスローズは、花の少ない季節に庭を上品に彩る存在です。

うつむくように咲く控えめな花姿が、落ち着いた雰囲気を演出してくれます。

一度環境に馴染めば毎年開花しやすく、長く楽しめる点も魅力。比較的丈夫で、初心者でも育てやすい多年草です。

  • 育て方のコツ:夏は直射日光を避けた涼しい半日陰、冬は日当たりの良い場所を好みます。夏の間は少しお休みモード(半休眠)に入るため、水やりは土が乾いてから数日待つくらい控えめにし、過湿による根腐れから守ってあげましょう。
  • 3月のポイント:開花株が多く出回る時期です。花を楽しみ終えた後、4月頃に一回り大きな鉢へ植え替えると、翌年以降の成長がよりスムーズになります。

※参考価格:800円〜(3号ポット苗)

1.2 マーガレット

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マーガレット

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春の花壇を明るく彩るマーガレットは、一株でたくさんの花を咲かせる華やかさが魅力です。育てるほどに株が充実し、年々見応えのある姿へと成長します。

切り花として室内に飾ることもでき、暮らしの中で楽しみやすい春の定番花です。

  • 育て方のコツ:日光を非常に好みます。日当たりの良い場所に置き、咲き終わった花をこまめに摘むことで、次々と新しい蕾が上がってきます。
  • 3月のポイント:この時期に苗を植え付けると、初夏まで長く楽しめます。寒さには少しだけ敏感なので、冬は霜の当たらない軒下や、明るい窓辺などで優しく見守ってあげると安心です。

※参考価格:400円〜800円前後(3.5号〜4号ポット苗)

1.3 シロタエギク

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シロタエギク

Kamila Kozioł/istockphoto.com

白銀色の葉が美しいシロタエギクは、どんな花とも相性がよく、寄せ植えを引き立ててくれる名脇役です。

比較的安価で手に入りやすく、一年を通して美しい葉色を保つため、コストパフォーマンスにも優れています。

さらに「挿し芽」で簡単に増やせるのも大きな魅力です。

  • 育て方のコツ:乾燥気味の環境を好むため、お水は控えめに。日当たりの良い場所が理想的ですが、半日陰でも十分に育ってくれる頼もしい性質を持っています。
  • 3月のポイント:もう少し暖かくなった春の生長期に「挿し芽」を試すのがおすすめ。切り取った芽を清潔な土に挿しておくだけで、数週間で根が出てきます。

※参考価格:150円〜300円前後(3号ポット苗)

2. お金をかけずにガーデニングを楽しむ3つのヒント→基本から裏ワザまで「その手があったか!」

ガーデニングは工夫次第で、無理なく長く続けられる趣味になります。

ここでは、費用を抑えながら楽しむためのポイントをご紹介します。

2.1 100円ショップの資材をフル活用

ジョウロやスコップといった基本的な道具から、鉢や肥料まで、100円ショップの園芸用品は非常に充実しています。

特に消耗品を中心に取り入れることで、初期費用を抑えながら気軽に始めることができます。

2.2 「株分け」や「挿し芽」で育てる楽しみを増やす

多年草は、株分けや挿し芽によって増やすことができます。

育てた植物を自分で増やしていく楽しさも、ガーデニングの醍醐味のひとつです。

ただし、登録品種(※)の無断増殖・譲渡は種苗法で原則として認められていません。増やした苗は人に譲ったり販売したりせず、必ずご自身の庭やベランダで楽しむ「自家用」の範囲にとどめて大切に育ててくださいね。

※登録品種:「登録品種」の文字、「品種登録」の文字と品種登録番号、PVPマーク(公式標章)のいずれかがついているもの

2.3 「ふるさと納税」で苗や土を賢く手に入れる

忙しい方にとって便利なのが「ふるさと納税」の活用です。

返礼品には、花苗のセットや培養土、果樹苗など、ガーデニングに役立つアイテムも多数用意されています。

控除上限額の範囲内で、確定申告やワンストップ特例制度などの所定の手続きを行った場合、実質2000円の自己負担でこうした返礼品を受け取ることができます。

重たい土や資材を自宅まで届けてもらえる点も、忙しい世代にとって大きなメリットといえるでしょう。

3. まとめにかえて

春は植物の生育が活発になり、ガーデニングを始めるのにぴったりの季節です。

多年草を中心に取り入れ、身近な資材や制度を上手に活用することで、費用を抑えながらも心地よいグリーンのある暮らしを実現できます。

自分のペースで少しずつ育てていく時間は、日々の生活に穏やかな変化と癒しをもたらしてくれるでしょう。

この春、新しい趣味としてガーデニングを始めてみてはいかがでしょうか。

4. 《豆知識》ふるさと納税とは?働き盛りガーデナーにおすすめの「ふるさと納税」活用法

先ほど触れた「ふるさと納税」。最近よく耳にするけれど、実際にはどんな仕組みなのか少し複雑に感じていらっしゃる方も多いかもしれません。

簡単に言うと、「自分の応援したい自治体に寄付ができる制度」です。

4.1 ふるさと納税とはどんな制度?

最大の特徴は、所定の手続き(確定申告やワンストップ特例制度)を行うことで、寄付した金額のうち2000円を超える部分について、所得税の還付や翌年の住民税の控除が受けられる点にあります(一定の上限あり)。

つまり、上限額の範囲内であれば、実質2000円の自己負担でその土地ならではの魅力的な「返礼品(お礼の品)」を受け取ることができる、とても嬉しい仕組みです。

さらに、寄付金の使い道を「自然保護」や「子育て支援」など自分の意思で指定できるのもポイントです。

4.2 働き盛りガーデナーにおすすめの「ふるさと納税」活用法

重たい園芸資材を自宅まで届けてもらう

車がないと持ち運びが大変な数十リットルの培養土や肥料、果樹の苗木なども、玄関先まで宅配便で届けてもらえます。忙しい働き盛り世代の心強い味方です。

4.3 プロが育てた元気な植物をお迎えする

生産者さんから直接届く季節の花苗セットや、珍しい観葉植物など、園芸店ではなかなか出会えないような高品質な植物を手に入れるチャンスでもあります。

「新しい植物をお迎えしたいけれど、新しい趣味にかけるコストは賢く抑えたいな」という時は、こうした便利な制度を上手に活用してみるのも良いでしょう。

ご自身の「控除上限額」をポータルサイトなどでチェックして、賢く、そして心ゆたかにグリーンライフを楽しんでみてください。

参考資料

LIMOガーデニング部