2. 在職老齢年金とは?仕組みをわかりやすく整理
在職老齢年金とは、60歳以降も働きながら年金を受け取る人について、一定以上の賃金がある場合に、老齢厚生年金の支給額を調整する仕組みです。
2026年4月以降は、年金が減額されるかどうかを判断する基準額が、月51万円→月65万円に引き上げられます。
ここで注意したいのは、調整の対象になるのが老齢厚生年金であり、老齢基礎年金は支給停止の対象ではないという点です。
つまり、「年金月額」と聞いて老齢基礎年金まで含めた総額で考えるのではなく、在職老齢年金の計算では、加給年金額を除いた老齢厚生年金の月額を基準に見る必要があります。
判定に使うのは、「基本月額」と「総報酬月額相当額」の合計です。
「基本月額」は加給年金額を除いた老齢厚生年金の月額、「総報酬月額相当額」は毎月の給与に加え、直近1年間の賞与を12で割って月額換算した額を合算したものです。
この合計が65万円以下なら年金は全額支給、65万円を超えると超過分の半額が老齢厚生年金から支給停止されます。
