最後の章では今後の時代において、大事になりそうなスキルの一例を紹介します。

1.英語

外国人とのやり取りを増やしたい人は、日常会話ができる程度のスキルをつけるとよいでしょう。周囲に英語を話せる人がいない場合、海外のプロジェクトを任せてもらえる可能性があります。

文部科学省では世界中で英語を(準)公用語にしている人は21億人以上いると述べています。そのため、海外との取引が盛んに行われている企業で働いている人は役立つ可能性が高いです。

なお、英語を勉強している人の中には英会話スクールへ通うのではなく、オンライン(インターネット)上で学んでいる人もいます。オンライン上で学ぶ場合、インターネット環境が整っている場所であれば自宅にいても受講できます。そのため、スクールへ通うために外出する必要がありません。

しかも月謝が1万円を切るオンラインスクールもあるため、費用を抑えて英会話を学びたい人にもピッタリなサービスといえます。

2.プログラミング

2019年現在、IT人材が不足していると言われているため役に立つかもしれません。IT人材白書2019によると、IT人材が不足していると感じる企業は9割を超えることが分かっています(2018年度調査分)。プログラミングを学ぶためのスクールも存在し、初心者歓迎のスクールもあるようです。

ちなみに2020年度からは、プログラミングが小学校の授業で必修科目になる予定です。そのため、お子様と一緒にプログラミングを学ぶのもよいかもしれません。

3.コーチング

コーチングとは、コーチをする時に役立つスキルです。指導者がノウハウを一方的に教えるティーチングとは違います。コーチングでは相手と対等な立場でコミュニケーションを取り合ったり、相手のモチベーション・やる気を引き出したりすることで、自身で答えを出すための環境をつくる技術が必要です。

部下がいる人やコンサル業に勤めていたりする人は人と接する機会が多いため、勉強してみるとよいかもしれません。なお、コーチングのスキルは養成スクールで学ぶことが可能です。

まとめ

AIの誕生で労働人口が減る職種がある一方で、AIの誕生によって必要とされだすスキルもあります。スキルを身に着けることで人生が大きく変わるかもしれません。この時代を生き抜くためにも自身にとって必要なスキルを身に着けてみてください。