2. 【二人以上世帯】60歳代・70歳代の「金融資産保有額別の世帯割合」を解説

金融資産を保有している「二人以上世帯」における、60歳代・70歳代の金融資産保有額別の世帯割合は次のとおりです。

2.1 【金融資産を保有している二人以上世帯のケース】60歳代:金融資産保有額別の世帯割合

  • 100万円未満:5.4%
  • 100万円~200万円未満:4.5%
  • 200万円~300万円未満:3.5%
  • 300万円~400万円未満:3.3%
  • 400万円~500万円未満:2%
  • 500万円~700万円未満:7.1%
  • 700万円~1000万円未満:7.2%
  • 1000万円~1500万円未満:10.2%
  • 1500万円~2000万円未満:9.2%
  • 2000万円~3000万円未満:14.3%
  • 3000万以上:31.2%

金融資産を保有している「二人以上世帯」の60歳代の金融資産の分布を詳しく見ると、資産額が多い層の割合が比較的高い傾向にあります。

特に注目すべきは、「3000万円以上」の層が約3割を占めている点で、これが平均値を押し上げている要因となっていることが考えられます。

しかし、同時に500万円未満の世帯も一定数存在しており、資産状況の二極化が進んでいることがわかります。

2.2 【金融資産を保有している二人以上世帯のケース】70歳代:金融資産保有額別の世帯割合

  • 100万円未満:5.1%
  • 100万円~200万円未満:5.7%
  • 200万円~300万円未満:4.1%
  • 300万円~400万円未満:4.4%
  • 400万円~500万円未満:3.2%
  • 500万円~700万円未満:7.2%
  • 700万円~1000万円未満:7.6%
  • 1000万円~1500万円未満:12.4%
  • 1500万円~2000万円未満:7.6%
  • 2000万円~3000万円未満:13.8%
  • 3000万以上:28.3%

金融資産を保有している「二人以上世帯」の60歳代と比べ、70歳代では「3000万円以上」の割合がやや減少する一方、「1000万円〜2000万円程度」の中間資産層の割合が増加しています。

退職後の生活費の取り崩しにより、高額な資産が中間層へ移行していることがわかります。

また、低資産層の割合に大きな変化は見られず、高齢期においても資産格差が続いている構造は変わりません。