「くしゃみした瞬間に入れ歯が外れた」
「うちのじいちゃん、くしゃみした拍子にぎっくり腰になったし」
また、「同じ中高年でも、男女でくしゃみの大きさに差があるのはなぜか」については、男性のほうが肺活量(呼気量)が大きいことが原因だとする専門家もいますが、単純に「本人にデリカシーがあるかないか」も大きいのではないかという指摘もあります。
はてなブログで「おじさんのくしゃみが大きい理由が、実際におっさんになってみてわかった」と綴っているある人は、「身体が普通のくしゃみに耐えられない」と述べています。ブログ内での「『ああ…あのオッサンはもう喉が…』くらいに哀れに思って少し広い心で見過ごしてください」という言葉には悲哀すら感じます。
結局は気遣いの問題でもある
口をふさがずにくしゃみをする人は、もちろん老若男女を問わずマナー違反です。しかし、そうした気遣いをしている前提で、くしゃみの大きさに関しては「迷惑に無自覚だから音が大きいわけではない」と思うだけで、ちょっぴり寛容にもなれそうです。
お互いに「うるさいくしゃみに眉をひそめる」「大きなくしゃみは加齢で仕方ないからと開き直る」となってしまっては、双方にとってあまり心地の良い環境ではなくなってしまうでしょう。いまは若い人でも、必ず年は取ります。周りの人も、くしゃみする人も、「年を取るとある程度は仕方ないよな」「もう少し気を遣って音を抑えよう」と考えるほうが、結局はお互いにとって気持ちいいのかもしれませんね。
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