家事に育児に仕事。保護者会や町内会・子供会の役員も回ってくる。妻にとってはめまぐるしく過ぎて行く毎日ですが、一方で仕事から帰ってきたらのんびり寛ぐ夫。家での時間を自分のために使うことができる夫がうらやましい。あまりに無関心なのでは?とイライラを募らせている妻は多いでしょう。

これに対して夫にも言い分があるようです。また忙しい毎日でも、少し意識するだけで夫婦の仲は改善されていきます。普段のパートナーに対する態度を思い出しながら、ぜひ工夫できるところは少しずつ変えてみるのも良いかもしれません。

家事・育児・仕事の三重苦…それなのに夫は

内閣府の「男女共同参画白書(概要版) 平成30年版」(2018年)によると、共働き世帯は平成29年度(17年)には1,188万世帯にのぼり、専業主婦世帯641万世帯の約1.8倍と圧倒的多数派になっています。

一方、共働きといっても、日本では妻のほうが産休・育休、時短勤務などの制度をフル活用して家庭と仕事を両立しているのが一般的です。職場での労働負担は比較的少ない面もあるかもしれませんが、その分年収も少なく、家事・育児の負担が偏るため苦しさがつのっていきます。

ただし、夫の側もただ傍観しているわけではありません。夫の意見も見てみましょう。

一見無関心に見える夫の言い分

たとえば、夫の「任せるよ」というセリフがあります。よく耳にする妻も多いでしょう。具体的な提案はなく、用件を丸投げされているようにも感じてしまいます。このような場合、夫はどのように考えているのでしょうか。