親は先に死ぬんです。自分(親)が死んだあと、自分の力で生きる力をつけるのが「親の仕事」です。高校卒業後の進路選択の決め手は、子どもの学力も重要な要素ですが、いよいよ親の経済力が問われます。「お金の心配を子供にさせるのは申し訳ない」と思うのではなく、もし学費が足りなければ、その問題をどうやってクリアするか?を中学生や高校生になら一緒に考えればいいのです。(実際考えてくれます)

やりたい勉強をお金がないからあきらめるのではなく、やりたい勉強をするのに必要なお金はどうやったら調達できるのか?を考えるほうが前向きです。やれない理由を考えるのではなく、やれる方法を考えるのです。もちろん、奨学金の制度を利用することも視野に入れます。奨学金を利用する場合、社会人になったら月いくらの返済になるのか?が分かれば、その元を取るため大学に行っても「しっかり勉強をしなくては!」と思います。

親の思っている以上に子供はしっかりしています。問題を覆い隠すのではなく、一緒に解決していく「家族がチーム」だという意識が大事です。

お金のことを考えることは将来を考える、ひいては家族のことを考えることなのです。