貯蓄を増やすために節約をするのは大切なことですが、一時的な節約で終わってしまっては意味がありません。長く継続するためにも、節約を習慣にする必要があります。

とはいえ、いきなりハードルが高い節約から始めると、途中で投げ出してしまうリスクが高まります。そこで、まずは簡単な内容からスタートしていきましょう。

たとえば、「毎日のランチ代を200円だけ節約する」と決めてみるくらいでも構いません。1回1000円のランチを800円のメニューに変更すれば、週5勤務なら1週間で1000円の節約ができます。これぐらいのハードルなら、そこまでストレスもなく続けられるでしょう。

また、小さなご褒美を用意してモチベーションを維持するのも大切です。節約できた金額の一部でご褒美を買って、残りを貯金するようにしてもいいですね。

お金を増やす3ステップ

なかなかお金を増やせない方は、ステップを踏んで貯金ができる体質になっていきましょう。1つ1つのステップの内容は、以下の通りです。

ステップ1「節約をする」

最初は、貯金に充てるお金をキープすることから始めましょう。支出状況を見直して、改善点を見つけ出します。

とくに大きな存在である家賃は、節約効果が得られやすい項目です。現在の家賃が高いようなら、駅からの距離があるエリアに引っ越して家賃を抑えるのもいいでしょう。

そのほかにも、利用していないサービスに利用料を払っていないか、もっと安い手段で代用できないかを検討するのもおすすめです。「どうしても解約はしたくない」という場合は、利用頻度の低い安いコースに変更してみるのもいいですね。

ステップ2「副業をする」

自分のスキルを活かして、本業とは別の収入源を作るのも選択肢のひとつです。お金を稼ぐ手段を考え、自分に適したジャンルで副業をしてみてはいかがでしょうか。

ビジネスとして成り立つか、自分のレベルで通用するのかも確かめておくのもポイントです。また、挑戦する際は「勤務先が副業を認めているか」を確認するのも忘れないようにしましょう。

ステップ3「投資」

ある程度貯金できたら、お金を増やす手段も考えてみましょう。リスクも伴いますが、株式や投資信託に挑んでみる手もあります。万が一損失がでても、生活を送れるくらいのお金は手元に残しておくように注意してくださいね。

まとめ

節約の習慣が身につけば、貯金のペースがだんだん掴めてくるようになるはずです。たとえ小さな節約でも、成し遂げたあとは自分を褒めてあげましょう。自分に自信がつくと、節約に自信がついていきますよ。目標に向かって、無理のないペースで貯蓄を増やしてくださいね。

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

LIMO編集部