二人の間だけではどうしても夫婦仲がうまくいかない、という人は、思い切って自分の環境を少し変えてみましょう。たとえば新たに仕事を始めたり、内容を変えてみたりしてみては。そうした外部要因は、家事や育児の負担を二人で見直すきっかけにもなりやすいです。

また、何とか捻出した時間でPTA役員をやってみる、趣味のサークルに参加してみるのも良いでしょう。ほかの家庭の話を聞くことで、冷静に自分の悩みと向き合えることにつながるかもしれません。

「ま、いっか」というポジティブなあきらめも有効

夫婦お互いに心身の状態を整え、納得いくまでコミュニケーションし、さらに夫婦関係以外の自分の環境までをも再検討してみたら、結果として、パートナーの性格や習慣、すなわち生き方や価値観を、「ま、仕方ないか」と受け入れられるようになるかもしれません。

夫婦関係に限らず、自分で勝手に「相手がこうしてくれたらいいな」と期待して、その通りにならなければガッカリ。このような考え方は、自分のことも相手のことも苦しめてしまいます。そんなときは、「ま、いっか」と意識的に口に出してみましょう。あきらめが、ときに良い効果をもたらしてくれることもあるのです。

 

LIMO編集部