4. 税金・社会保険料が天引きされた後の手取り額はどのくらい?
ここまで紹介した年金額はすべて額面であり、そのままの金額を受け取れるわけではありません。
実際には、以下の税金や社会保険料が天引きされて振り込まれます。
- 所得税
- 住民税
- 健康保険料(国民健康保険料・後期高齢者医療保険料)
- 介護保険料
年金から天引きされる金額は、お住いの地域や家族構成、収入水準などによって変わりますが、概ね10%〜15%ほど差し引かれる点を押さえておきましょう。
そのため、先ほど試算した「平均年収400万円・加入期間38年」の場合の年金額は約162万3227円(月額約13万5269円)でしたが、実際の手取り額は月額11~12万円ほどになると考えられます。
5. 自分の年金見込み額を早めに確認しておこう
今回のシミュレーションでは、平均年収400万円・加入期間38年の場合、年金の額面は月額約13万5269円という結果になりました。
ただし、税金や社会保険料が天引きされた実際の手取りは月額11〜12万円程度になると考えられます。
また、年金額は就労期間・賃金・働き方によって大きく異なり、実際の受給額は「1万円未満〜30万円以上」と幅広く分布しています。
平均値はあくまで目安にすぎず、自分の受給額は個別に確認しなければなりません。
老後の生活設計を現実的に考えるためにも、「ねんきんネット」や毎年届く「ねんきん定期便」を活用して、早めに自分の見込み額を把握しておきましょう。
参考資料
- 厚生労働省「いっしょに検証!公的年金 公的年金の仕組み」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「は行 報酬比例部分」
- 日本年金機構「老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額」
- 国税庁長官官房企画課「令和6年分 民間給与実態統計調査」
加藤 聖人