2. 「新窓販国債」という選択肢

個人向け国債のほかに、金融機関の窓口で購入できる「新窓販国債(利付国債)」があります。

個人向け国債・新窓販国債の金利(2026年3月4日現在)2/3

個人向け国債・新窓販国債の金利(2026年3月4日現在)

出所:財務省「現在募集中の個人向け国債・新窓販国債」

  • 新窓販国債(10年固定):表面利率2.1%、応募者利回り2.072%
  • 新窓販国債(5年固定):2026年3月12日発表(2月募集分は表面利率1.6%、応募者利回り1.575%)
  • 新窓販国債(2年固定):表面利率1.3%、応募者利回り1.202%

2.1 個人向け国債との比較のポイントは「応募者利回り」

新窓販国債を個人向け国債や定期預金と比較する際は、「応募者利回り」の数値を見るようにしましょう。

3月募集分 個人向け国債と新窓販国債の金利比較3/3

3月募集分 個人向け国債と新窓販国債の金利比較

出所:財務省「現在募集中の個人向け国債・新窓販国債」をもとにLIMO編集部作成

  • 個人向け国債: 常に「100円につき100円」で購入するため、金利=利回りとなります。
  • 新窓販国債: 市場環境により「100円11銭」のように、額面より少し高い価格で購入する場合があります。この購入時の価格差と利息を合わせ、満期まで持った際の実質的な収益率を表したものが「応募者利回り」です。

10年固定の新窓販国債は、応募者利回りで2.0%を超えており、個人向け国債の「変動10年(1.40%)」よりも当初の収益性は高い水準にあります。

【注意】利回りだけで単純比較できない理由

個人向け国債の「変動10年」は半年ごとに適用利率が変わりますが、新窓販国債の「10年固定」は満期まで金利が変わりません。

現在の「1.40% vs 2.072%」という比較はあくまでスタート時点の数値です。今後さらに金利が上昇すれば、変動10年の利率が新窓販国債を追い越す可能性がある一方、金利が低下すれば新窓販国債の方が有利になります。将来の金利動向をどう予測するかで、どちらが有利かは変わる点に留意しましょう。