愛らしい花が咲き誇る春の庭もステキですが、今年は少し趣向を変えて、野趣あふれるロックガーデンをつくってみませんか。無骨な石の隙間から、凛と咲く花々の姿が、自然の生命力を感じさせてくれます。
甘さを抑え、かっこよさと力強さを表現したガーデンスタイルで、見慣れた庭をクールな印象に。今回は春から始めるロックガーデンにおすすめの植物を7種、参考価格とともに紹介します。
記事後半では、ロックガーデン向きの植物の選び方についてもお伝えしますので、さっそく見ていきましょう。
1. この記事で紹介する「春から始めるロックガーデン」にまつわるあれこれ
1/12
IhorStore/shutterstock.com
- ロックガーデンにおすすめ!今が植えどきの《乾燥に強い多年草》7選
- ローメンテ&おしゃれなロックガーデンになる「植物の選び方」3つのポイント
- 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?
2. ロックガーデンにおすすめ!今が植えどきの《乾燥に強い多年草》7選
2.1 シバザクラ
花のカーペットのように春の庭を彩る「シバザクラ」2/12
Edimoh/shutterstock.com
芝生のように地をはって広がり、サクラに似た小さな花を一面に咲かせるシバザクラ。白・ピンク・淡い紫の花が咲き、満開時にはカラフルなカーペットのようです。
丈夫で乾燥に強く、一度根付けばほとんど手間がかかりません。
※参考価格:150円~400円前後(3号ポット苗)
2.2 イベリス・センペルビレンス
真っ白い小花が可憐な「イベリス・センペルビレンス」3/12
1777177/shutterstock.com
イベリス・センペルビレンスは砂糖菓子のような真っ白な小花が特徴。輝くような白い花と石のグレーや茶色とのコントラストが美しく、一気に明るく洗練された印象に。淡い紫の花色もあり、こちらも上品で美しい印象です。
強健な性質で、日当たりと水はけがよければ、痩せ地でも元気に育ちます。
※参考価格:200円~800円前後(3号ポット苗)
2.3 セダム
石の間でもたくましく増える「セダム」4/12
Anna50/shutterstock.com
多肉植物の代表格でロックガーデンには欠かせないセダム。数多くの品種があり、葉の色や形も品種ごとにバラエティー豊富です。
ぷっくりとした肉厚の葉に水分を蓄えているため、雨の少ない岩場や、わずかな土しかない石の割れ目でも、たくましく増えます。
品種によって耐寒性や耐暑性が異なるため、お住まいの地域の環境に合わせて選びましょう。
※参考価格:300円~800円前後(3号ポット苗)
2.4 オーブリエタ
株一面に紫やピンクの花を咲かせる「オーブリエタ」5/12
Olha Solodenko/shutterstock.com
オーブリエタは春に咲く紫や青、ピンク、赤などの小花が可憐。クッション状に丸くまとまった株姿で、株一面に花が咲くのが特徴です。
岩から垂れ下がるように広がり、ロックガーデンに自然な躍動感を与えてくれます。
※参考価格:300円~600円前後(3号ポット苗)
2.5 アッツザクラ
星形の花が愛らしい「アッツザクラ」6/12
LifeisticAC/shutterstock.com
日当たりと水はけのよい場所を好むアッツザクラ。細長い葉の間から花茎を伸ばし、先端に咲く赤・ピンク・白の愛らしい花が魅力です。
冬は地上部が枯れて休眠しますが、翌春にはまたひょっこりと顔を出し、季節の訪れを教えてくれます。
寒さが苦手なので暖地向きの植物です。霜が降りる地域では、休眠期にマルチングで保温してあげると冬越ししやすくなります。
※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)
2.6 アルメリア(ハマカンザシ)
コロンとした花姿がアクセントになる「アルメリア」7/12
J0an/shutterstock.com
アルメリアはコロンとした球形の花がユニーク。ボールが浮いているかのような咲き姿が、ロックガーデンのアクセントにぴったりです。
もともと海岸の岩場などに自生する植物なので、乾燥や日差しに強く、手をかけなくても毎年かわいい花を咲かせてくれます。
※参考価格:200円~700円前後(3号ポット苗)
2.7 カレックス
しなやかに揺れる葉が涼しげな「カレックス」8/12
iPlantsman/shutterstock.com
細長くしなやかな葉が噴水のように広がるカレックス。花ではなく葉を楽しむグラス類で、葉色は緑のほか、黄色やブロンズ、斑入りなど多彩です。
風が吹くと葉がしなやかに揺れ、ロックガーデンに動きを与えてくれます。
※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)
3. ローメンテ&おしゃれなロックガーデンになる「植物の選び方」3つのポイント
9/12
Jolanta Wojcicka/shutterstock.com
3.1 乾燥と暑さに強い性質
石は日光を反射し、地中の水分を蒸発させやすいため、土が乾燥しがちです。また、夏には石が高温になることもあるため、乾燥や暑さに強い性質の植物を選びましょう。
葉に水分を蓄えられる多肉植物や、葉が小さく水分の蒸散を抑えられる高山植物などが適しています。ロックガーデン向きの植物は過湿に弱いため、水のやりすぎや蒸れには注意しましょう。
3.2 痩せ地でも育つたくましさ
ロックガーデンの土壌は砂利や軽石が多く、養分が少ない痩せた土です。このような環境にも耐えられるように、乏しい養分でも根を深く張って自生できる、野生種に近い植物が向いています。
見た目は可憐でも、丈夫で生育力旺盛なたくましい植物を選びましょう。
3.3 背丈が低く横に広がる性質
背が高い植物は石の存在感を隠してしまうため、クッション状にこんもりと育つ植物や、地面をはうように広がるほふく性のある植物がロックガーデンと相性バツグンです。
石の輪郭に沿って広がる植物は、岩の隙間を埋めるように育ち、自然な風情を演出してくれます。
4. 岩と植物のコラボレーションが魅力のロックガーデン
力強い石組みと、厳しい環境の中でも健気に咲く春の花々。その鮮やかなコントラストが、見慣れた庭に自然のままの美しさと強さをもたらします。
石の隙間から顔を出す愛らしい花たちが、整えられた花壇にはない感動を届けてくれるでしょう。洗練されたかっこよさが魅力のロックガーデンを、この春から楽しんでみませんか。
5. 【ガーデニング豆知識】一年草・多年草・宿根草の違いとは?
一年草・多年草・宿根草の違いを知っていますか?10/12
出所:LIMO編集部作成
さいごに、一年草・多年草・宿根草の違いを整理しておきましょう。
- 一年草:発芽からタネができるまでのサイクルがワンシーズンで完結する植物。
- 多年草:開花後も生長を続け、翌年以降も開花が楽しめる植物。常緑性と落葉性がある。
- 宿根草:落葉性の多年草を特に区別して「宿根草」と呼ぶことがある。開花後地上部分の茎や葉が枯れ、根は生きたまま休眠する植物。
※分類には諸説あります。
※園芸品種では、常緑多年草でも「宿根草」や「宿根」と表記されている場合があります。
6. こちらの記事もおすすめ!
6.1 狭い庭でも植えっぱなしOK!コンパクト&ローメンテで楽しめる小さめ多年草
11/12
stockcreations/shutterstock.com
【狭い庭でも植えっぱなし】毎年花咲く「小さめ多年草」6選!日陰に強い植物やグランドカバーも
こちらの記事では、狭い庭に植えっぱなしでも毎年花を楽しめる植物や、小さな空間をおしゃれに見せるコツを紹介しています。
初心者さんやお忙しい方でも管理しやすく、安心して楽しめるコンパクトな多年草ばかりなので、ローメンテなお庭づくりの参考にしてくださいね。
6.2 約半年間ずっと咲く花で、お金をかけない庭づくり
12/12
mariokinhed/shutterstock.com
【お金をかけない庭づくり】約半年ずっと花咲く一年草&多年草8選!少ない苗でも一年中華やか
こちらの記事では、春~秋、冬~春に分けて、約半年間ずっと花を咲かせる植物を8種紹介しています。
長期間花が咲くので、一年草なら半年間植え替えいらず。多年草なら植えっぱなしで楽しむことができ、苗代も少なく済みます。お金や時間をあまりかけられないけれど、一年中庭を華やかに彩りたいという方におすすめです。