日常の喧騒を忘れ、思わず深呼吸したくなるようなナチュラルガーデン。自然な草花の姿を活かす庭は、限られたスペースのベランダでも実現可能です。

コンクリートに囲まれて無機質になりがちなベランダを、癒やしの空間にしてくれる愛らしい花たち。今回はベランダにナチュラルガーデンをつくるのにおすすめの植物を6種、参考価格とともに紹介します。

記事後半では、ベランダに自然の風合いの庭をつくるコツもお伝えしますので、さっそく見ていきましょう。

1. この記事で紹介する「ベランダでナチュラルガーデン」にまつわるあれこれ

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ベランダに置かれた紫色のサルビアの鉢

Lapa Smile/shutterstock.com

  • ベランダにナチュラルガーデンをつくるのにおすすめの植物6選
  • ベランダにナチュラルガーデンをつくる4つのコツ
  • 【ガーデニング豆知識】植木鉢の号数とサイズ一覧

集合住宅でガーデニングを始める際は、必ず事前にお住まいの物件の管理規約を確認しておきましょう。避難経路の確保や排水口の管理、床面の重量制限といったルールを守り、近隣への配慮を心がけることが、美しいベランダガーデンを長く楽しむための大切なポイントです。

2. ベランダにナチュラルガーデンをつくるのにおすすめの植物6選

2.1 宿根サルビア

穂状に伸びる花姿が美しい「宿根サルビア」2/11

青紫の花が穂状に伸びている、宿根サルビア

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青や紫などの清涼感あふれる花色が多い宿根サルビア。穂状に伸びる花姿が美しく、ナチュラルガーデンに垂直のラインを描いて、立体感を生み出します。

初夏~秋まで長期間花が咲き、丈夫で育てやすいので初心者にもおすすめです。

※参考価格:300円~1000円前後(3号ポット苗)

2.2 エリゲロン

2色のグラデーションが幻想的な「エリゲロン」3/11

白やピンクの花を咲かせている、エリゲロン

cparrphotos/shutterstock.com

エリゲロンは素朴で愛らしい小菊のような花が魅力。咲き始めは白、しだいにピンクへと色が変化し、2色の花が混ざり合う幻想的なグラデーションが楽しめます。

鉢の縁からこぼれ出すように広がる姿は、自然な風景をつくるのに最適です。

※参考価格:300円~500円前後(3号ポット苗)

2.3 ガウラ

扇状に広がる花弁が可愛らしい「ガウラ」4/11

薄いピンク色の花を咲かせている、ガウラ

Alex Manders/shutterstock.com

細い茎の先に白い花を咲かせ、風に揺れる姿が涼やかなガウラ。ナチュラルガーデンに動きと軽やかさを与えてくれます。

5月~11月まで咲き続け、寒さや暑さにも強いため、ベランダ栽培において頼れる存在です。

※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)

2.4 ゲラニウム

野草のような趣でベランダを彩る「ゲラニウム」5/11

青紫の花を咲かせている、ゲラニウム

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ゲラニウムは繊細で野草のような趣がある多年草。青・紫・ピンク・白など、透明感のある花色があり、品種や花姿も多種多様です。

切れ込みの入った美しい葉の形も鑑賞価値が高く、花がない時期もベランダを彩ってくれます。

※参考価格:400円~700円前後(3号ポット苗)

2.5 クレマチス

つるを絡ませフェンスに広がる「クレマチス」6/11

ピンク色の花を咲かせている、クレマチス

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フェンスやラティスにつるを絡ませながら広がるクレマチス。平面的なベランダに高さと壁面の彩りを加え、繊細なつるが描く曲線は、硬いコンクリートの印象を和らげてくれます。

花色や花形のバリエーションが豊富で、繰り返し咲く四季咲き品種もあります。

※参考価格:500円~1100円(3号ポット苗)

2.6 ローズマリー

淡いブルーの小花を咲かせるハーブ「ローズマリー」7/11

紫色の小花を咲かせている、ローズマリーの木

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ローズマリーは爽やかな香りを放つハーブの一種。1年中緑を絶やさない常緑低木です。購入時は小さな苗でも、生長すると樹木らしいたたずまいになるため、ベランダガーデンのシンボルツリーとしてもおすすめです。

冬から春にかけて咲く淡いブルーの小さな花は、寒い季節の貴重な彩りになります。

※参考価格:300円~900円前後(3号ポット苗)

3. ベランダにナチュラルガーデンをつくる4つのコツ

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ベランダに作られたナチュラルガーデン

Rene Notenbomer/shutterstock.com

3.1 植物選び

ベランダ特有の乾燥や照り返しに強い植物を選ぶのが大切なポイント。さらに、ナチュラルガーデンを意識して、野に咲くような自然なたたずまいの植物を選びましょう。

また、開花期が異なるものを組み合わせれば、季節ごとに移ろう景色を楽しめます。

3.2 レイアウトのコツ

平面的なベランダを立体的に見せるには、高低差が効果的です。背丈の高い植物を背景に置き、手前にこんもり茂る植物やほふく性のある植物を配置しましょう。

また、鉢を床に直置きせず、フラワースタンドや棚を使って高さを変えると、視線が上下に動き、限られたスペースに奥行きが生まれます。

3.3 自然素材の利用

ナチュラルな世界観を壊さないよう、鉢の素材にもこだわりましょう。経年変化を楽しめるテラコッタ鉢や、木製プランター、ブリキ缶などがおすすめです。

色をブラウンやグレー、ベージュなどのアースカラーで統一すると、主役の植物がより引き立ちます。

3.4 育て方のポイント

ベランダは、夏は床からの照り返しによる暑さ、冬は冷え込みによる寒さにさらされやすい環境です。鉢の下にすのこやレンガを敷いて空気の層を作り、温度変化をやわらげるのがコツです。

また、高層階特有の強風は植物を乾燥させ、倒れることもあります。土の乾き具合を観察してこまめに水を与え、風の強いときは支柱や室内への避難などの対策をしましょう。

4. ナチュラルな植物でベランダを小さな森に

ベランダに広がるナチュラルガーデンは、慌ただしい暮らしにゆったりとした安らぎを与えてくれます。季節ごとに咲く花や風に揺れる緑の葉が、心を豊かにしてくれるでしょう。

ベランダという限られたスペースだからこそ、凝縮された自然の営みを身近に感じることができます。野趣あふれる植物を育てて、ベランダを自分だけの小さな森に変えてみませんか。

5. 【ガーデニング豆知識】植木鉢の号数とサイズ一覧

さいごに、植木鉢の号数とサイズも確認しておきましょう。

植木鉢の号数とサイズ9/11

植木鉢の号数とサイズ一覧表

出所:LIMO編集部作成

植木鉢のサイズは直径3㎝刻みです。

  • 3号鉢…直径9㎝
  • 3.5号鉢…直径10.5㎝
  • 4号鉢…直径12㎝
  • 5号鉢…直径15㎝
  • 6号鉢…直径18㎝

これより大きな鉢も、鉢の号数×3が直径です。

植物に対して植木鉢のサイズが小さすぎると根が詰まり、水や肥料を吸収しづらくなってしまいます。反対に鉢サイズが大きすぎると鉢内の水が乾きにくくなり、根腐れやコバエ発生の原因に。

植え替えの際は、元の鉢サイズよりも1号大きいサイズの鉢に植え替えるとよいでしょう。

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