2. 【親の介護】仕事との両立を支える給付金・補助金

40歳代・50歳代が直面しやすい課題の一つに「親の介護」があります。仕事と介護を両立させたり、経済的な負担を和らげたりするための支援制度を見ていきましょう。

2.1 介護休業中の収入を補う「介護休業給付金」

家族の介護を理由に仕事を休業した場合、休業前の賃金の67%が支給される制度です。

  • 2026年のポイント:2026年度からは、企業に対して40歳になる従業員へ「介護休業制度などに関する個別周知」が義務化されました。介護は予測できないタイミングで始まることも多いため、親が元気なうちにハローワークでの申請方法などを確認しておくと安心です。

2.2 介護費の自己負担を軽減する「高額介護サービス費」

1カ月間に支払った介護保険サービスの自己負担額が、定められた上限額を超えた場合に、その超過分が払い戻される制度です。

  • ポイント:一般的な所得の世帯では、自己負担の上限額は月額4万4400円に設定されています。特に施設入所などで費用が高額になる場合、家計への影響を抑えるための重要な仕組みです。

2.3 在宅介護者を支える自治体独自の「家族介護慰労金」

公的な介護保険サービスを利用せず、在宅で重度の要介護者を介護している家族に対し、自治体が年間10万円程度を支給する制度を設けている場合があります。

  • 確認方法:この制度はすべての自治体で実施されているわけではありません。利用できるかどうかは、担当のケアマネジャーや地域の包括支援センターに相談してみることをおすすめします。