2. 日本の社会保障を活かす視点|制度を知る人だけが得をする理由
毎月納めている保険料を「払い損」と感じている人も多いかもしれませんが、少し視野を広げると見え方が変わります。
日本は全国民が医療保険に加入する皆保険制度を採用しており、誰もが平等に医療を受けられます。これを当然と思いがちですが、世界では決してそうではありません。
年金制度も、世界有数の長寿国でありながら受給開始年齢は65歳と先進国の中でも早めです。
社会保険給付や補助金などは、私たちが納めた保険料や税金が財源となっています。「納め損」にならないためにも、ぜひさまざまな情報を集めてみてください。今回紹介した給付金以外に、使える制度があるかもしれません。
3. 定年後の家計を守るために|給付金の取りこぼしを防ぐ
定年後は収入が年金中心となる一方で、医療費や介護費などの支出は増えやすくなります。
そのなかで、今回紹介したような給付金は、申請しなければ受け取れないものが多く、「知っているかどうか」で手取りに大きな差が生まれます。
特に年金生活者支援給付金や加給年金、雇用保険の各種給付は見落とされやすく、確認不足による“もらい損ね”が起こりがちです。
春は生活環境の変化とともに制度を見直す絶好のタイミングです。まずは自分が対象となる可能性のある制度を整理し、必要な手続きや申請期限を確認しましょう。
少しの手間で受け取れるお金が増える可能性があります。早めのチェックと行動で、安心できる老後の家計づくりにつなげてください。
参考資料
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金特設サイト」
- ハローワークインターネットサービス「雇用継続給付」
- 厚生労働省「離職されたみなさまへ<高年齢求職者給付金のご案内>」
- 日本年金機構「加給年金額と振替加算」
- 厚生労働省「介護保険における住宅改修」
- 船橋市「高額介護(介護予防)サービス費について」
- 厚生労働省「高額医療・高額介護合算療養費制度について」
柴田 充輝