3.3 消費支出でもっとも多いのは食費
消費支出の内訳をみると、食費が29.9%ともっとも大きな割合を占めています。
3.4 収入の内訳:平均25万4395円
■うち社会保障給付(主に年金):22万8614円
3.5 支出の内訳:平均29万6829円
■うち消費支出:26万3979円
- 食料:7万8964円
- 住居:1万7739円
- 光熱・水道:2万3540円
- 家具・家事用品:1万1237円
- 被服及び履物:5354円
- 保健医療:1万7941円
- 交通・通信:3万1325円
- 教育:0円
- 教養娯楽:2万6538円
- その他の消費支出:5万1341円
- うち諸雑費:2万2047円
- うち交際費:2万3257円
- うち仕送り金:1135円
■うち非消費支出:3万2850円
- 直接税:1万2547円
- 社会保険料:2万296円
3.6 毎月の収支バランス
- ひと月の赤字:4万2434円
- エンゲル係数(※消費支出に占める食料費の割合):29.9%
- 平均消費性向(※可処分所得に対する消費支出の割合):119.2%
住居費や光熱・水道費などは大幅な節約をすることが難しいため、食料費を抑えようと考えるかもしれません。
しかし、昨今の物価上昇の影響から、節約ができないどころか増々費用がかかっている世帯も多いでしょう。
物価高がいつまで続くかは不透明であるため、生活費の負担増に耐えられるよう、切り崩し可能な貯蓄に力を入れておくべきといえます。
4. まとめ
70歳代の無職夫婦世帯では、毎月の生活費を年金だけでまかなうことは難しく、平均約2万円の赤字となっています。
生活費が不足する場合には貯蓄の切り崩しが必要になりますが、貯蓄の多い世帯がある一方で、十分でない世帯も少なくありません。
老後でもまとまった出費が生じる可能性があるため、現役時代のうちから計画的に老後資金の準備を始めましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」
木内 菜穂子
