3. なぜ決算後に株価は急落したのか?「コンセンサス」とのズレ

今回の決算発表後、コメダの株価は大きく下落しました。

「増収増益なのになぜ株価が下がるのか?」という株式投資初心者にとっての疑問に対し、泉田氏は「株は『期待値』で動いている」という重要な投資理論を提示しています。

ここで泉田氏が持ち出したのが、証券アナリストたちの業績予想の平均値である「コンセンサス」です。第3四半期時点の経常利益の実績は約69億円でしたが、市場のコンセンサス予想は約76億円と、実績が市場の期待値を大きく下回る「ネガティブサプライズ」となっていました。

さらに泉田氏は、会社の通期予想に対する市場の「失望感」についても言及しています。

通期の経常利益について、コンセンサス予想が約95億円なのに対し、会社予想は約100億円と強気(ストレッチした目標)のまま据え置かれています。

泉田氏によれば、コメダは前期(2025年2月期)も会社予想に対して未達(達成率92.8%)で終わっており、「昨年も未達で、今年も進捗的に厳しいと思われるのに下方修正を出さないことに対して、資本市場から『どうして同じことを繰り返すのか?』というネガティブな見方をされた結果、派手に売られてしまった」と分析しています。
 

コメダコーヒーの決算短信を解説する泉田氏3/4

コメダコーヒーの決算短信を解説する泉田氏

出所:各資料をもとにイズミダイズム作成