1.3 2つの非課税枠は併用可能

新しいNISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を同時に併用できます。

年間では合計360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)まで非課税で投資が可能です。

さらに、生涯にわたって投資できる非課税保有限度額は1800万円とされており、そのうち成長投資枠は最大1200万円まで利用できます。

「少額投資非課税制度」という名称ではあるものの、長期的に活用すれば、まとまった資産形成を目指すことも期待できます。

積立で安定的に資産を増やしつつ、成長投資枠で運用の幅を広げるなど、自身の投資経験や目的に応じた組み合わせを考えていきましょう。

2. 50歳からの新NISA活用で意識したい点

「50歳からでは遅い」と感じる人もいますが、投資は開始時期よりも継続が重要です。

50歳から65歳までの15年間でも、毎月一定額を積み立てることでまとまった資産を形成できる可能性があります。

ただし、50歳以降の資産形成では、「増やす」と「守る」の両立が求められます。

例えば、積立投資でリスク資産を増やす一方、預貯金や債券などの安定資産を組み合わせる必要もあるでしょう。

また、退職が近づくほど運用期間は短くなります。

出口を見据え、65歳時点での取り崩し方や、その後の資産配分まで考えておくことが大切です。

新NISAは非課税期間が無期限のため、必ずしも65歳で売却する必要はありません。

運用を続けながら、必要に応じて取り崩す方法も検討できるでしょう。