夫婦共にフルタイムのご家庭や、シングルマザーにシングルファザーなどなど、フルタイムで働きながら家事をこなさなければならない家族が増えています。とくに子どもがいる場合は、子どものお世話に学校や保育園、幼稚園の準備などやることがたくさんありすぎて、手が回りませんよね。もちろん上手にやっているご家庭はたくさんあると思いますが、私はうまくできませんでした。
我が家は実家が遠方のひとり親世帯のため、家事の担い手は私1人。そして、私は家事のすべてが苦手でズボラです。気を抜くとすぐに家の中はぐちゃぐちゃ…。
でもちょっとした工夫をすることで家の中は整然として、少しだけ家事ストレスから解放されました。
今回は、母親としてどうなの?というレベルの私が、家事を最小限の時間と手間でこなせるようにした工夫をご紹介します。私のように家事が苦手で困っている方が少しでも楽な気持ちで暮らせるようになると嬉しいです。
(1)家事を書き出して苦手を把握→子どもたちに外注
私は家事が苦手ですが、すべてが苦手なのではなく苦手度合いに差があります。まずは、私がやるべき毎日の家事をピックアップしました。我が家の場合はこちらです。
・ゴミ捨て→苦手度マックス
・夕食づくり→苦手度マックス
・食器の片付け
・部屋の掃除
・トイレ掃除
・お風呂掃除
・洗濯物畳み
この中でも私が一番苦手なのはゴミ捨てです。ゴミを家中から集めてきて捨てるだけのことなのですが、ついつい溜めてしまいがち。とくに通販で届いたダンボールを捨てるのが億劫で、玄関にはダンボールタワーができることもありました。
玄関のダンボールタワーを見て毎日うんざり、あふれたゴミ箱を見てうんざり、という日々が続いていたのです。
そこで、まずはゴミ捨てを子どもたちにお願いすることにしました。
「ゴミ捨て1回20円」と決めて、「ゴミを集めてから捨てるまで」をお願いすることにしたのです。台所のゴミ箱だけでなく、子供部屋やリビングの小さいゴミ箱からゴミを集めること、通販のダンボールなどを捨てることが業務内容です。
ゴミ捨て場はマンションに常設されていますので、子どもたちがやる気を出した時に実行可能です。この制度で一番助かるのは「私が指示しなくても子どもたちが動けること」です。捨てるゴミがなければ、自分たちのおもちゃの中からゴミを探し出して捨てることも可能。私が「お手伝いしなさい!」と怒ることはありません。ゴミ捨てのすべてが子どもたちで完結しています。子どもたちのお小遣いは完全歩合制なので、ゴミ捨てをしなければ収入が途絶えてしまいます。子どもたちも必死です。
小さなごみ収集人制度を取り入れたところ、玄関にダンボールタワーが築かれることもなくなり、家の中はいつも整然とするようになりました。たったこれだけのことで、我が家の家事効率と私のモチベーションが非常に高くなったのです。