定年を機に離婚しようと考えた理由
男性
1位・・・「配偶者からの愛情、配偶者への愛情を感じないから」(37.6%)
2位・・・「退職後に毎日配偶者と家で一緒に生活するのは耐えられない」(27.8%)
3位・・・「性格・価値観の不一致に耐えられなくなった」(27.4%)
女性
1位・・・「退職後に毎日配偶者と家で一緒に生活するのは耐えられない」(45.1%)
2位・・・「性格・価値観の不一致に耐えられなくなった」(33.2%)
3位・・・「配偶者からの愛情、配偶者への愛情を感じないから」(30.2%)
注目したいのは、女性側の理由の1位です。「退職後に毎日配偶者と家で一緒に生活するのは耐えられない」で、こちらはなんと45.1%と半数近くの女性が理由として挙げています。今までは夫と仕事の間は離れていられたものが、定年を機に毎日長い時間、一緒に過ごすことになります。夫側は今まで仕事していた時間がぽっかりと空いてしまい、何をしていいのかわからない。そんな状態で起こるのが「濡れ落ち葉症候群」です。趣味もなく何をしていいのかわからない夫が、妻の買い物やちょっとした外出にもついてくる状態のことを、靴底にまとわりつく濡れた落ち葉に例えてこう呼ぶのです。この状態の夫にストレスを抱えてしまい、ついには心身に不調が出てしまう「夫源病」という言葉が生まれてしまうほど、定年後の夫婦にとって大きな問題となってしまうのです。
いずれくる定年に備えて夫婦二人の絆を大切にしたい
夫婦の関係は、毎日の生活の積み重ねで変わります。定年を機に離婚、とならないためにもお互いを思いやり、一緒に老後を過ごすパートナーとしての関係を深めていきたいものです。
参考資料:
「人口動態調査 人口動態統計 確定数 離婚」(e-Stat)
LIMO編集部