3. ゆとりある老後を迎えるためには?|シニア世帯の実態を知ろう
老後を安心して迎えるには、退職後の家計収支を予測して必要な貯蓄額を把握することが重要です。
とはいえ、退職後の生活を具体的にイメージするのは難しいものです。
ここでは、実際に年金生活を送るシニア世帯のリアルな家計事情について紹介します。
3.1 年金だけでは生活できない?シニア世帯の家計事情とは
総務省統計局の「家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要」によれば、65歳以上の無職世帯では、単身世帯・夫婦のみの世帯ともに毎月赤字が出る家計収支が平均的であると示されています。
- 65歳以上の単身無職世帯:毎月2万7817円の赤字
- 65歳以上の夫婦のみの無職世帯:毎月3万4058円の赤字
当データでは実収入のほどんどが年金であり、赤字部分は貯蓄を取り崩して対応しているのが実情です。
3.2 まずは「老後にいくら必要か」を把握しよう
年金生活の赤字分を補填するには、現役時代からの備えが不可欠です。
まずは老後に向けた貯蓄計画を立てるための第一歩として、以下の2つに取り組んでみましょう。
- 現在の家計を見直したうえで退職後の生活費を計算する
- ねんきんネットなどを活用して将来の年金見込額を調べる
生活費と年金額から退職後の家計収支を予測しておくことで、「退職までにいくら貯蓄すればよいか」を把握できます。
また、最近では60歳代でも現役として働く人が増えています。
年金のみでの生活が難しいと考えられる場合には、健康なうちは働いて収入を確保するという選択を検討しておくのも1つです。
著者
一種外務員資格(証券外務員一種)保有/金融・法律専門ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)、行政書士資格を保有。岐阜県大垣市出身。大学では法学部・法律学科に在籍し、卒業後は株式会社名古屋銀行に入行。
個人リテール業務において、投資信託・生命保険商品の販売を中心とする資産運用のサポートのほか、住宅ローンや相続など幅広い業務に携わる。また、法人営業にも従事し、事業性融資や法人向けの運用商品販売を担当。
現在は金融・法律専門ライターとして活動。銀行員時代の経験や保有資格を活かし、専門的な内容を分かりやすく丁寧に解説することを得意としている。
監修者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
主なメンバーは野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、日本生命保険相互会社出身の村岸理美など。
編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)