2. 資産運用の「出口戦略」を考えることも重要

老後の資産運用では、資産を「増やす」ことだけでなく、「どう使うか」という出口戦略が極めて重要です。現役時代は積み立てや運用に重点を置きますが、リタイア後は計画的に資産を取り崩しながら、残りの人生を豊かに過ごすことが求められます。

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シニア期の資産活用について

出所:東京都「「これからライフ」の資産収入」

出口戦略で重要なのは、取り崩しのペース配分です。平均寿命が延びる中、早期に資産を使い切ってしまうリスクと、過度に節約して生活の質を下げてしまうリスクの両方を考慮する必要があります。

一般的には、年間の取り崩し額を保有資産の3~4%程度に抑えることで、資産を長期的に維持しやすくなるとされています。

また、リタイア後も一定のリスク資産を保有し続けることで、インフレに対抗しながら資産寿命を延ばす方法もあります。ただし、高齢になるほど株式などのリスク資産の比率を下げ、債券や預金など安定的な資産の割合を増やすのが一般的です。

さらに、医療費や介護費用など、予期せぬ大きな出費に備えた緊急資金を確保しておくことも欠かせません。資産全体のバランスを定期的に見直しながら、自分らしい老後生活を実現する出口戦略を立てましょう。