「私はお金が貯まらないタイプだから」と諦めていると、いつまでも貯金が増えない状態が続いてしまいます。では、どうすればお金が貯まるようになるのでしょうか。その原因と対策を探ってみましょう。
お金が貯まらない人、貯まる人、どう違う?
お金が貯まるかどうかは、その人の「心構え」が大きく影響しています。「お金が貯まる人」の心構えを知って、普段の考えに取り入れていきましょう。
お金が大好き
日本には、「お金儲けをしている人は卑しい」「お金のことばかり考えているなんて」というような考え方が根づいています。なんとなく「お金が好きだ」と声を大にして言いにくい空気も漂っていますよね。その状況が、お金を稼ごうとする気持ちにブレーキをかけてしまうのです。
貯金に本腰を入れるには、まずその思考を変えていきましょう。お金が好きになると、「頑張ってお金を集めよう」という意欲がアップします。それにより、自然とお金が集まってくるでしょう。
自ら「貯めたい」と考える
無意識のうちに「お金を貯めなければならない」と捉えていませんか?貯金を義務のように感じている状態では、どうしても積極的な気持ちになりにくくなってしまいます。心の底から「お金を貯めたい」と思うことで、貯金のモチベーションを高めましょう。
そのためには、貯金の目標を掲げるのが効果的です。「マイカーを買うため」「マイホームの頭金のため」といったゴールを決めて、「貯めたい」という気持ちを強くさせましょう。老後資金を貯める場合は、目標金額に加えて「何歳のときにいくら貯めるか」と区切ってペースを作るのがおすすめですよ。
みんなどれくらい貯金しているの?
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」(2018年)によると、金融資産の保有額は、平均744万円となっています。平均値は一部の富裕層に引き上げられてしまうので、「みんなかなり貯金しているな・・・」と思った方もいるのではないでしょうか。
※ここでいう「金融資産」とは、定期性預金・普通預金等の区分にかかわらず、運用の為または将来に備えて蓄えている部分をいいます。
そこで中央値を見てみましょう。中央値とは、保有額の少ない(多い)順に並べて真ん中に位置する値です。同調査では、50万円となっています。
いきなり「100万円貯めるぞ!」と力んでも、なかなか続かないのも現実です。まずは毎日の習慣から変えていき、まずは50万を目標に少しずつ頑張ってみませんか。