「この春休みは帰省しないと思う 親の金で大学に2年も通わせてもらって今も養ってもらっている状態で何一つ功績残せてない 両親に合わせる顔が無い」
「医学部いると忘れがちだけど地元では大学進学自体珍しくて、程度の差はあれ親のすねかじりを他学部に比べ2年も長く続けることに申し訳なさと恥ずかしさを感じるんですよね… 帰省の時はいつもこの感覚が蘇る」
「親の考えがむりで帰省したくないけど、大学のお金出してるんだから帰省しろって言われたら何もいえないんだよな」

このように、「すねをかじっている」という負い目で帰省できない人もいれば、先に触れたように「古い」親の扶養下であることに複雑な気持ちを抱いている人もいるようです。

どう折り合いをつけていくか

もちろん、こういった話は地方出身者だけに限ったことではありませんが、この「帰省したくない」が、地方と都市部のさまざまな「格差」を少なからず受けていることは否めません。

親子や生まれた場所という「自分では選べないが非常に強い関係」の中で、どう折り合いをつけていくか、という問題は、今後も家族のかたちが変化していく中で、大きな課題となっていくのではないでしょうか。

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