4. 【推移をチェック】個人向け国債の「変動10年」は、6カ月ごとに金利が再設定される
すでに触れたように、変動金利型の個人向け国債は、半年ごとに金利が見直される仕組みになっています。
また、2024年3月にマイナス金利政策が解除されて以降、金利は徐々に上昇する傾向を示しています。
では、個人向け国債の変動金利がどのように変遷してきたのかを見ていきましょう。
個人向け国債「変動10年(第158回)」適用利率の推移
- 令和5年6月16日から令和5年12月15日:0.28%
- 令和5年12月16日から令和6年6月15日:0.60%
- 令和6年6月16日から令和6年12月15日:0.57%
- 令和6年12月16日から令和7年6月15日:0.65%
- 令和7年6月16日から令和7年12月15日:0.84%
- 令和7年12月16日から令和8年6月15日:1.10%
変動10年の第158回発行債は、当初の適用利率が0.28%でしたが、その後は上昇基調となり、足元では1.10%まで引き上げられています。
ただし、変動金利型であるため、今後も利率が一貫して上昇するとは限らない点には留意が必要でしょう。
加えて、状況によっては適用される利率が低下する可能性もあることを、あらかじめ意識しておく必要があります。
著者
ファイナンシャルアドバイザー。京都教育大学卒業後、SMBC日興証券株式会社に入社。個人・法人の資産運用コンサルティング業務に従事。「株式・投資信託・債券」などを中心とした資産運用や、保険商品を活用した相続対策など、お金に関するトータルサポートをおこなった。現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員資格)、AFP(Affiliated Financial Planner)保有。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月11日更新)
監修者
LIMO編集部銀行出身者チームは株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、メガバンクや地方銀行などの大手金融機関にて、資産運用相談や融資業務の経験を積んだ「元銀行員」の編集者が中心となり構成されている、金融専門のライティングチームです。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍しています。
LIMO編集部銀行出身者チームには株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)出身の石津大希など、資産運用アドバイザーとしての実務経験を有する編集者が在籍しており、各編集者がファイナンシャル・プランナー(FP)として、シニア層から富裕層まで幅広い層の相談に対応してきた点が強みです。
金融機関での勤務経験年数はチーム合計で20年超。表彰歴を持つ編集者も多数在籍しています。国税庁や金融庁など官公庁の公開情報をもとに、豊富な経験と知識を有するプロフェッショナル集団が、読者に正確で実践的な情報をお届けします。
【主な取り扱いテーマ】厚生労働省管轄の厚生年金保険と国民年金(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用、NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローン、為替相場、株式投資などを中心に記事の企画・執筆・編集・監修を行っています。(最新更新日:2026年1月9日)