シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はカレーチェーン店「CoCo壱番屋」を運営する壱番屋(7630)の、2019年4月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2019年5月7日に更新された壱番屋の2019年4月既存店売上高は、対前年同月比102.9%でプラス成長となりました。
内訳は客数101.1%、客単価101.8%です。
全店売上高も103.3%とプラス成長で、既存店及び全店ともに堅調に推移しました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のこれまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は2月決算)。
既存店売上高は、前期から全ての月でプラス成長を継続しています。また客単価も、前期マイナスとなったのは1カ月のみです。
しかし客数は前期4カ月のマイナス月(全て上期)があり、今期は3月がマイナスでしたが4月にプラスに転じました。
全店売上高も既存店同様、前期から毎月プラス成長が継続しています。
過去1年の株価動向は
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は昨年6月の5,300円を天井に下落しましたが、12月26日の3,815円を底に上昇。3月後半にかけ5,000円をうかがう上昇を見せましたが、上昇は続かず下落し、現在は4,400-4,600円付近での取引が継続しています。
既存店及び全店ともに売上高の成長が続いています。その継続性が注目されます。
参考資料:2019年4月度月次情報
LIMO編集部