2. 純金積立の注意点とデメリットを始める前に確認

シミュレーションの結果は非常に魅力的ですが、純金積立をスタートする前に、以下のポイントを理解しておくことが重要です。

  • 手数料・保管料:運営会社ごとに年会費や購入手数料が設定されています。一般的に、ネット証券を利用するとコストを抑えやすいでしょう。
  • インカムゲインの不在:純金積立では、株式の配当金や預金の利子といったインカムゲインは発生しません。利益は、金を売却した際の価格差(キャピタルゲイン)から得られます。
  • NISA制度の適用外:純金積立は、原則としてNISA(少額投資非課税制度)の対象にはなりません。ただし、金価格に連動する一部のETF(上場投資信託)であれば、NISA口座での取引が可能です。
  • 長期保有による税制優遇:金を売却して得た利益(譲渡所得)は課税対象ですが、保有期間が5年を超えると課税所得が2分の1に減額されるという税制上のメリットがあります。

※銀行などが扱う「金投資口座」を利用した投資で、現物の引き渡しを伴わない場合、利益に対しては一律20.315%(所得税・復興特別所得税15.315%、住民税5%)の源泉分離課税が適用されます。

3. まとめ:資産ポートフォリオにおける純金積立の位置づけ

今回は、金投資の一つの選択肢として純金積立について解説しました。

金はそれ自体に価値を持つ「実物資産」であり、株式や債券とは異なる特性を持っています。

これは金投資に限りませんが、資産運用においては、特定の資産に集中させない「分散投資」が基本原則です。

ご自身の資産を預貯金、株式、投資信託、個人年金保険、そして金といったように複数のカテゴリーに分けておくことで、より安定したポートフォリオ運用が期待できるでしょう。

※当記事は再編集記事です。

参考資料