6. まとめにかえて

70歳代のリアルな生活実感や各種データから、「年金だけではゆとりのある生活を送るのが難しく、物価高への強い不安を抱いている」という現代シニアの姿が浮き彫りになりました。

貯蓄額の平均は2416万円であっても、より実態に近い中央値は1178万円にとどまります。

また、総務省の家計調査によると、標準的なリタイア夫婦世帯では毎月約4万円の赤字が発生しており、年間で約50万円、10年で約500万円の貯蓄を取り崩していく計算です。

さらに平均寿命が延び続けるなか、いかにして「資産の寿命」を延ばすかが喫緊の課題と言えます。

固定費(通信費や保険料など)の無駄を見直す、健康なうちは自分のペースで働き収入の柱を維持する、保有資産をインフレに強い金融商品で堅実に運用するなど、対策は多岐にわたります。

まずはご自身の世帯の正確な収支と貯蓄額を洗い出し、長い老後を「安心」に変えるための具体的なマネープランを再構築してみてはいかがでしょうか。

参考資料

マネー編集部貯蓄班