4. まとめにかえて

今回は、国土交通省やJ-FLECの最新データをもとに、高騰する住宅市場と同世代の懐事情について解説しました。

マンション価格が15年前の2倍以上に膨れ上がる中、「平均貯蓄」という一部の富裕層が引き上げた数字に焦りを感じる必要はありません。データの「中央値」が示す通り、多くの現役世代は限られた手元資金でやりくりをしています。

大切なのは、見栄を張って高額なマンションを無理に買うことでも、なけなしの貯蓄を頭金に突っ込むことでもありません。「戸建て」という選択肢を持ったり、あえてフルローンを選んで手元の現金を残したりと、家計を守る戦略はいくつもあります。

「みんなが買っているから」ではなく、ご自身の家計という「現実」を見据え、最後まで無理なく返済できるプランを選ぶことこそが、安心できるマイホーム購入への第一歩となるでしょう。

参考資料

村岸 理美