2月3日の節分を迎え、暦の上では春の足音が聞こえる時期となりました。

帝国データバンクが実施した「2026年節分シーズン「恵方巻」価格調査」によると、一般的な五目・七目の恵方巻の平均価格が前年より11.7%上昇していることが明らかになりました。

長引く物価高の影響はこうした季節のイベント費用にも波及しており、行事を楽しむ際にも家計への圧迫を意識せざるを得ない現状があるため、日々の支出管理や資産形成の重要性を改めて見つめ直すきっかけとなるかもしれません。

「今年こそ貯蓄を成功させたい」という新年の抱負を具体的な成果につなげるためには、まずは現状を把握することが不可欠です。

特に40歳代~50歳代は、子どもの教育費や住宅ローンといった支出がピークに達しやすい時期であり、同時に「定年退職」という人生の節目も現実的なものとして見えてくる世代です。

周囲の同世代がどれくらいの資産を築いているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、40歳代・50歳代の貯蓄額に焦点を当て、単身世帯と二人以上世帯それぞれの「平均値」と「中央値」を詳しく解説します。

ご自身の状況と照らし合わせながら、今後の資産形成の参考にしてください。

あわせて、老後の安心を左右する3つのポイントについてもご紹介します。

1. 単身世帯の貯蓄額を年代別に比較|平均と中央値は?

はじめに、金融経済教育推進機構「2025年家計の金融行動に関する世論調査」を基に、単身世帯の貯蓄額から確認していきましょう。

【単身世帯】年代別の貯蓄額割合「平均貯蓄額・中央値」1/5

【単身世帯】年代別の貯蓄額割合「平均貯蓄額・中央値」

出所:J-FLEC(金融経済教育推進機構)「2025年家計の金融行動に関する世論調査」をもとにLIMO編集部作成

1.1 40歳代単身世帯の平均貯蓄額と中央値

金融経済教育推進機構「2025年家計の金融行動に関する世論調査」によると、40歳代単身世帯の貯蓄状況は以下の通りです。

  • 金融資産を保有していない:32.1%
  • 100万円未満:15.1%
  • 100万円~200万円未満:7.1%
  • 200万円~300万円未満:5.9%
  • 300万円~400万円未満:4.3%
  • 400万円~500万円未満:2.2%
  • 500万円~700万円未満:6.2%
  • 700万円~1000万円未満:4.6%
  • 1000万円~1500万円未満:6.2%
  • 1500万円~2000万円未満:1.2%
  • 2000万円~3000万円未満:2.8%
  • 3000万円以上:9.9%
  • 無回答:2.5%
  • 平均:859万円
  • 中央値:100万円

40歳代の平均貯蓄額は859万円ですが、より実態に近いとされる中央値は100万円となっており、両者の間には大きな差が見られます。

詳細を見ると、金融資産がない方や貯蓄が100万円に満たない方も少なくないことがわかります。