40代単身世帯の切実なお金事情とは

次に、「平成30年(2018年) 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」をもとに、一人暮らしの40代が直面する貯蓄と負債の実態について見ていきます。

単身世帯

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 」各種分類別データ(平成30年)


40代の単身世帯で金融資産を保有している割合は57.4%。保有額の平均は1000万円を超えていますが中央値は500万円です。金融資産を保有していない世帯を含めた中央値は25万円にとどまりました。40代単身世帯では金融資産の有無による格差が大きく、厳しい経済状況に置かれている人も少なくないとみられます。

一方、40代単身世帯で借入金があると答えた割合は22.4%。2人以上世帯の数字を大きく下回りました。また、借入金のない世帯を含む中央値は0円となっています。