あなたは「離婚したい」と思ったことはありますか? 夫から自分を否定するような言葉を投げかけられたり、性格や容姿・能力などについて傷つくことを言われたり。そうした「モラハラ」に悩んでいないでしょうか。

夫のモラハラで苦しんでいませんか?

モラハラは言葉や態度による精神的な嫌がらせです。乱暴な物言いだけでなく、無視をしたり、舌打ちをしたり、わざとらしく大きなため息をついたりといった行動も、苦痛を与えるモラハラに該当します。そして、夫婦間のモラハラは子どもの心理にも影響を及ぼすことがあるので、深刻な問題と言えます。

精神的ダメージを与えるモラハラですが、意外なことに「モラハラを受けている」と気付くまで時間がかかるケースもあります。相手から傷つくことを言われた方はショックで思考停止に陥ったり、「自分が悪いのでは」「言われる通りかも」と思い込んでしまうこともあるのです。また、相手が言ったことを忘れても、言われた方はずっと忘れられられず長年ダメージを受け続けることもあります。

モラハラの状況を振り返ってみる

誰かにモラハラをしてしまう人は何かしら原因を抱えている場合が多いようです。幼少期の生育環境に問題があったり、日ごろ大きなストレスを感じていたり...。しかしそうした原因があるからといって、人に当たってよいという理由にはなりません。モラハラは言葉や態度による暴力なのですから。

モラハラに悩んでいるのなら、その時の状況を振り返ってみましょう。同時に、自分の言動も思い出してみます。あなたがショックを受けたのと同じように、ほんの一言であっても相手をカチンとさせているかもしれません。モラハラに悩んでいる時、夫からの一方的なモラハラなのか、実はお互い様なのかを見極めましょう。

仕事や子育てに疲れて精神的な余裕がない生活では、相手の言動が目につきやすく、自分の姿に気づきにくい面もあります。そして、夫婦ゲンカで言い合う姿を目にしたり、片方の親がもう一方の悪口を言っていると、子どもにとって大きな負担となります。自分の言動、特に子供との会話にも気を配ることが必要です。

離婚を考えたときの心の整理の仕方