2.1 1. 物価高から暮らしを守る支援策
基本方針として「物価高から暮らしと職場を守る」ことを掲げ、地域の実情に応じたきめ細やかな支援の充実を目指しています。
具体策として、重点支援地方交付金を拡充し、特に冬場に負担が増加する電気・ガス料金の軽減を図ります。また、子育て世帯には「物価高対応子育て応援手当(仮称)」として子ども1人あたり2万円を支給する計画です。
さらに、中小企業が賃上げしやすい環境を整備するため、国や自治体との契約単価を見直し、官公需における適切な価格転嫁を推進するとしています。
2.2 2. 成長分野への重点投資と危機管理
日本の潜在的な成長力を引き上げ、「強い経済」を構築するため、戦略的な分野へ重点的に投資を進める方針です。
主な投資対象として、AIや半導体、サプライチェーン強靭化といった経済安全保障に関わる分野が挙げられています。加えて、食料やエネルギーの安定供給、防災・減災、国土強靭化への取り組みも含まれます。
未来への投資として、先端科学技術の研究開発支援や、非正規雇用者も含む幅広い層に向けたリスキリング(学び直し)の機会提供、NISA制度の拡充による個人の資産形成支援なども盛り込まれています。
2.3 3. 防衛力と外交力の強化
国民の安全と国の発展を支える基盤として、「強い日本」の実現に向けた取り組みも進められます。
具体的には、防衛力そのものの抜本的な強化や関連体制の整備、自衛隊員の待遇改善などが計画されています。同時に、多様な分野での経済外交も積極的に推進するとしています。
日米間の関税合意に基づく「日米戦略的投資イニシアティブ」の着実な実行や、企業の資金繰り支援といった国際的な経済連携の強化も図られる方針です。
著者
ファイナンシャルアドバイザー。京都教育大学卒業後、SMBC日興証券株式会社に入社。個人・法人の資産運用コンサルティング業務に従事。「株式・投資信託・債券」などを中心とした資産運用や、保険商品を活用した相続対策など、お金に関するトータルサポートをおこなった。現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員資格)、AFP(Affiliated Financial Planner)保有。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月11日更新)
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)