老後の生活を支える重要な基盤である年金について、将来自分がいくら受け取れるのか、あるいは現在のシニア世代が実際にどの程度の額を受給しているのか、関心をお持ちの方は多いでしょう。

ご自身の将来の受給額を考える上で、現状を把握しておくことは大切です。

間もなく2月を迎えますが、偶数月は公的年金の支給月です。

2月13日(金)には、2026年1月分と2025年12月分の公的年金が支給されます。

日本の公的年金制度は、国民年金と厚生年金の2階建て構造が特徴です。

なお「2026年度の年金額」は、2025年度と比較して増額されることが決定しています。

具体的には、国民年金が+1.9%、厚生年金が+2.0%の引き上げとなりました。

今回は、老後の年金はいくらもらえるのか、厚生労働省の最新データにもとづき、60歳代~90歳以上までの年齢・男女別の平均年金月額(厚生年金・国民年金)をわかりやすく解説します。

ご自身の老後資金計画を立てる際の参考にしてください。

1. 日本の公的年金制度、その「2階建て」構造とは

日本の公的年金は、国民年金と厚生年金の2つの制度で成り立っており、その仕組みはしばしば「2階建て」と表現されます。

厚生年金と国民年金の仕組み

1.1 1階:国民年金(基礎年金)の概要

国民年金は、原則として日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人が加入対象となる制度です。

年金保険料は全国で一律に定められており、毎年度見直しが行われます。40年間、保険料をすべて納付した方は、65歳から満額の老齢基礎年金を受け取ることが可能です。

※1 2026年度の国民年金保険料(月額):1万7920円
※2 2026年度の国民年金(老齢基礎年金)の満額(月額):7万608円