3.2 定年退職後も厚生年金に加入して働く

定年退職をした後も厚生年金に加入しながら働き、加入月数を増やすことで、将来の受給額を増やせます。

厚生年金には、原則として70歳まで加入することが可能です。

ただし、年金を受給しながら働く場合は、在職老齢年金制度により賃金と厚生年金の合計額が一定額(令和7年度は51万円※)を超えると、超えた分の半額が支給停止となるため注意が必要です。

※2026年4月から、在職老齢年金の基準額が緩和されます。

4. まとめ

年金支給日に年金を一度に60万円以上を受給できるのは、厚生年金受給権者全体のうちわずか0.12%です。

厚生年金の平均受給額は約15万円であり、月額30万円以上はその倍以上であることから、受給できるのは限られたごく一部の人となることも納得できるでしょう。

厚生年金で月額30万以上を受給できなくとも、繰下げ受給を選択したり厚生年金への加入期間を長くしたりすると受給額を増やせます。

自身の状況に合わせて、年金額を増やす方法を検討してみましょう。

参考資料

木内 菜穂子